添乗員になりたい!添乗員になるために必要なことと3つの注意点 - ぱんだららの旅と節約と通訳ガイドを目指すブログ

添乗員になりたい!添乗員になるために必要なことと3つの注意点

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添乗員ってカッコ良くて憧れるな。これから添乗員を目指してみたいのだけれど、誰でもなれるのかな。給料のこととか知っておくべきことは何?

シルビー
シルビー

こういった疑問にこたえます。

この記事の内容

・添乗員になるためにしなくてはいけないこと

・案内をした経験がなくても大丈夫な理由

・添乗員になるために、気を付けなくてはいけないこと3つ

この記事を書いている私は、国内外の添乗員歴が10年以上。
現在も旅行会社に勤めて、日々旅行業とかかわっています。

本記事では「これから添乗員を目指したいけれど、どうやって始めたら良いか分からないよ」という方に向けて書いています。

この記事を読むことで、「添乗員になるために最初にすること、具体的な流れ、どのくらい稼げるようになるのか」までをイメージできるようになると思います。

「世界中を旅する仕事がしてみたいなぁ…」と感じていた私が実際にその夢をかなえられたのが添乗員という仕事です。

添乗員という仕事との出会いで人生が変わった私が、添乗員のすばらしさを伝えたいという気持ちを込めつつ、記事を執筆します。

それでは、さっそく見ていきましょう。

添乗員になるために派遣会社に登録をする

派遣会社に登録しないと添乗の仕事はできない

添乗員になるためには最初にまず派遣会社に登録する必要があります。
フリーランスで添乗員をすることはできません。

なぜなら、添乗の仕事をするにあたって必要である「国内旅程管理主任者」または「総合旅程管理主任者」の取得は派遣会社を通じてしか申し込みができないからです。

旅行会社の社員になれば、この資格を取って添乗に出ることも可能ですが、基本的には内勤の仕事が多くなります。
プロの添乗員を目指す場合は、派遣登録を行いましょう。

添乗派遣会社には2種類ある

派遣会社には2種類あります。1つは「インハウス系」ともう1つは「独立系」。

インハウス系は、旅行会社の子会社として添乗員派遣会社で、基本的には同じ旅行会社のツアーに派遣されます。独立系の添乗員派遣会社は、どの旅行会社にも属さないため、派遣される旅行会社はその都度変わります。

私はインハウス系の添乗員だったため、ほぼ同じ会社のツアーに添乗していました。良い点は、お客様やツアーの傾向が分かっているのでやりやすいということ。また、打合せ方法や精算方法も毎回一緒のため、一度流れを覚えてしまえばあとは毎回同じというところです。デメリットは、同じようなツアーに偏ってしまうということです。

反対に、独立系の派遣会社に登録すると、さまざまな会社のツアーを添乗することができるので、いろいろなツアーを体験することができます。その代わり、それぞれの会社のやり方に合わせて打合せや精算方法を覚える必要があります。また、繁忙期は忙しく、閑散期は仕事がないという傾向が強いです。

添乗派遣会社のリスト

<インハウス系添乗派遣会社>

J&J ヒューマン ソリューションズ(JTB系)

阪急トラベルサポート(阪急交通社系)

ツーリストエキスパーツ(近畿ツーリスト系)

<独立系添乗派遣会社>

フォーラムジャパン

TEI

旅行綜研

エコールインターナショナル

トップスタッフ

添乗員には誰でもなれるの

添乗員の仕事は楽しそうだけれど、サービス業をしたこともないし、きちんとできるようになるか心配・・・

結論として問題ありません。なぜなら、誰でも最初は経験ゼロだからです。

私も、添乗員を始めた時はもちろん経験はゼロでした。当時の私は添乗員が何をするかも良く分かってなかったのです。

ここまで読んだ方は、もしかすると「添乗員には興味あるけど、向き不向きありそうだな。。。と思うかもです。

しかし問題ありません。

私も最初は苦労しましたが、ツアーに出ることを繰り返せば慣れてきます。私はサービス業に就いたこともなければ、ガイドしたことも、人に何かを案内するといった仕事をしたこともありませんでした。

さらには、お客様とどうやって話して良いか分かりませんでした。

派遣会社に登録を行うと、「国内旅程管理主任者」の資格をとるために必ず最初に研修があります。4~5日間の研修で、最後に試験があります。試験後には、先輩と一緒に実際にバスに乗って、添乗の経験を積みます。

自己流で勉強して受験する資格ではなく、きちんと研修を受けるので、旅程管理主任者の資格の難易度は高くありません。大体、98%という確率で合格できます。

もちろん、国内旅程管理主任者の資格を取ったあとも、いきなり一人で添乗に出されるわけではありません。同じ添乗会社の先輩のバスに最初は同乗し、次は2台以上のバスが出るツアーで先輩と一緒にツアーに参加します。

その後も、日帰りツアーができるようになれば宿泊ツアー、JRに乗るツアー、飛行機に乗るツアーと少しずつレベルアップしていきます。

最初は失敗することもありますが、先輩や派遣会社のスタッフの方がサポートしてくれるので安心ですね。

添乗員になるために、気を付けなくてはいけないこと3つ

添乗員はこのように誰でもなれる職業ですが、知っておかなくてはいけないこともあります。それは、いきなり海外添乗員にはなれないということ、給料は不安定であるということ、究極のサービス業であるということです。

順番に見ていきましょう。

添乗員はいきなり海外添乗員にはなれない

海外に憧れているからすぐに海外添乗に出たいと思っても、当たり前のことですが、資格を取ったらすぐに海外添乗員になれるわけではありません。

最初は日帰りツアーから始めて、少しずつ経験を積んでステップアップしていくという段階があります。いくら英語が話せても、海外に住んでいた経験があっても、始めは必ず国内旅行の添乗を一定日数行う必要ががあります。

どのくらいで海外添乗に出れるかは、添乗派遣会社や個人によって変わってきます。私は添乗員を始めてから最初の海外添乗に出るまで約3年掛かりましたが、先輩によっては1年で行けた人もいて、タイミングなども関係してきます。

私は海外添乗員に憧れて添乗員になったので、この3年はとても長く、別の添乗派遣会社に転職を考えたこともありました。しかし、今思えば、しっかりと3年間国内で添乗の経験を積んだことで、海外に出てからも役に立ったことはたくさんあります。

3年を長いと思うか短いと思うかは人それぞれですが、いきなり海外添乗員になれるわけではないということは知っておきましょう。

添乗員の給料は不安定である

添乗員の給料は安定はしていません。これはデメリットのように聞こえますが、場合によってはメリットにもなります。毎月同じ金額の給料が欲しい方には向きませんが、頑張っただけ給料に反映されるシステムが好きな人にとっては嬉しいことですね。

添乗員の給料は、時給や日給のところが多いですが、働いた日数というのは、帰着日(ツアーの最終日)を基準に考えられます。そのため、1ヵ月に働いた日数が31日以上という月も出てきます。

例えば、6月25日~7月1日、4日~10日、13日~18日、20日~31日の添乗の仕事に就いたとします。実際には、7月は26日働いていますが、33日働いたと計算されます。そのため、7月の給与額はかなり高いですが、その分6月は低いです。

添乗の給料が時給にしろ日当で決められるにしろ、ベースとなる金額は、経験年数・ランク・行先で決まります。経験年数は若干考慮されることもありますが、基本的にはアンケートによって決まるランクと行先が重要となります。

ランクのシステムは添乗派遣会社によってそれぞれですが、行先は日帰りツアーと海外・特にヨーロッパでは日当にして場合によっては2倍~3倍違ってきます。

また、添乗員の仕事をできる日数は、繁忙期と閑散期で大きく変わります。コロナ禍の時は添乗員の仕事はほぼなくなりました。順調な時は稼げるものの、閑散期や何か大きな出来事があった時は、給料は減ってしまうということも知っておかなくてはいけないことの1つです。

添乗員は究極のサービス業である

海外添乗員と聞くととても華やかな仕事をしているイメージがありますが、実際には細かいサポートが必要となる仕事です。旅行の主役はあくまでお客様。お客様が楽しく、安全に、旅行を楽しんでもらえるように、添乗員は影でサポートしなくてはいけません。

行先の案内ができるだけではいけないのです。スムーズに行程が進むように、細かなチェックは欠かせませんし、お客様との綿密なコミュニケーションも必要です。そのため、添乗員は究極のサービス業とも言われています。

添乗員は誰でもなれる仕事です、とお伝えしましたが、なかなか誰でも続けられる仕事ではありません。残念なことに、始めて3カ月で辞めてしまう人も多い職業です。

まとめ

このように、添乗員の仕事をするにあたっては、知っておかなくてはいけないこともあるのですが、それを超えていければ本当にやりがいのある楽しい職業です。

添乗員になりたいと思っている人は、まず最初の1歩として、添乗派遣会社に登録するところから始めてみましょう。添乗という仕事を知って、体験してみて、自分で続けられるかどうかを判断することも大切です。

添乗員になれば、世界中を旅できるだけではなく、お客様やスタッフ、各地の人々と多くの知り合いができることにもなります。オフィスに毎日出勤しているだけでは得られない特別な経験をすることもできます。

ここまで読んでいただいた方は、きっと添乗という仕事に興味を抱いていると思うので、是非最初の1歩を踏み出してみてください!

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