コッツウォルズでアフタヌーンティーを!英国で一番美しい村バイブリー! - ぱんだららの旅と節約と通訳ガイドを目指すブログ

コッツウォルズでアフタヌーンティーを!英国で一番美しい村バイブリー!

bibury世界旅行記
記事内に広告が含まれています。

英国の田園風景といえば、緑の丘、羊の群れ、そして石造りの小さな村々が思い浮かびますが、中でもコッツウォルズ地方はその象徴的な存在です。コッツウォルズは、イングランド中央部に広がる標高300m以上に達するのどかな丘陵地帯で、イングランドの中心とも呼ばれる場所です。もともとは、羊毛の産地として栄えていたために、コッツウォルズには羊の丘という意味があります。

多くの人々がこの地を訪れる理由は、ただ美しいからだけではありません。この地域が抱える深い歴史、伝統、そして自然との調和は、今日の忙しい生活の中で失われつつある価値を思い出させてくれます。

緑の丘と、古いイングランドの面影を残した、はちみつ色ともライムストーンとも言われる石灰岩で作られた可愛らしい家々を見に、現在は世界中から多くの人々が訪れる観光地となりました。その美しい景観を楽しみつつ、英国ならではのアフタヌーンティーを楽しむことができます。

この記事では、コッツウォルズ地方にある英国で最も美しい村と称されるバイブリーの魅力と、ザ・スワンホテルでのアフタヌーンティーを紹介します。コッツウォルズに行かれる際はぜひアフタヌーンティーを楽しんでみてくださいね!

<貸切プライベートツアー>車で行く!選べる観光スポット!コッツウォルズ・ストーンヘンジ・バース・ウィンザー城<日本語/ロンドン発>

コッツウォルズの代表的な村とアフタヌーンティーが楽しめる場所

コッツウォルズ地方には多くの大小の集落が点在しています。北はチッピング・カムデンから南はカッスル・クームまでその地域は約160kmに及びます。

大きくは、北コッツウォルド、中コッツウォルド、南コッツウォルドの3つの地域に分けることができます。

北コッツウォルドの代表的な町は、チッピング・カムデンの他にブロードウェイがあります。中コッツウォルドの人気の町は、ボートン=オン=ザ=ウォーターです。

南コッツウォルドにはバイブリーカッスル・クームがあります。

コッツウォルズ地方でアフタヌーンティーが楽しめる場所

コッツウォルズ地方でアフタヌーンティーが楽しめる場所を紹介しましょう!

  • ローワー・スローター・マナー(Lower Slaughter Manor)【ロウアー・スローター村】・・・この豪華なマナーハウスは、美しい庭園の景色を眺めながら、美味しい手作りのスコーンやサンドウィッチ、ペストリーと共にアフタヌーンティーを楽しむことができます。
  • ハイグローブ・ハウス(Highgrove House)【テトベリー (Tetbury)】: プリンス・オブ・ウェールズの邸宅であるハイグローブ・ハウスでは、ガーデンツアーの一環として、地元産のオーガニック食材を使った特別なアフタヌーンティーを提供しています。
  • テウクスベリー・パーク(Tewkesbury Park)【テュクスベリー (Tewkesbury)】: このホテルは、素晴らしい丘の景色を眺めることができ、豊かなメニューと共に上質なアフタヌーンティーを提供しています。
  • バックランド・マナー(Buckland Manor) 【バックランド(Buckland)】: この美しいインは、伝統的なアフタヌーンティーとともに、コッツウォルズの田園風景を楽しむことができます。
  • カウリー・マナー(Cowley Manor) 【カウリー(Cowley)】: モダンなデザインと伝統的な英国の魅力が融合した、この豪華なマナーハウスでは、広大な庭園を眺めながらアフタヌーンティーを楽しむことができます。

ヨーロッパ格安乗車券のオンライン予約

コッツウォルズにある英国で一番美しい村バイブリー

アーリントンロウは世界中の写真家の憧れの場所

今回は、そんなコッツウォルズにある人気の集落の中からバイブリー(Bibury)を紹介します。

バイブリーはテムズ川の支流であるコルン川の両岸に広がるグロスターシャ村の一部です。

詩人でありファンタジー作家であったウィリアム・モリス(1934-96)はバイブリーを「イギリスで最も美し村」と表現し、また、Fox Newsでは、バイブリーは「世界で最も絵のように美しい村の一つ」と伝えています。

ほかにも、ハフィントンポストでは「できるだけ早く訪れたいヨーロッパの魅力的な町」と書かれていたり、世界中から注目されています。

バイブリーの中でも1番外せないアーリントンロウ

美しいはちみつ色の家が並ぶアーリントンロウ

バイブリーを訪れる人々がまず目指す先は織物工業の小屋が立ち並ぶアーリントンロウ(Arlington Row)です。旅行雑誌などに掲載される多くの写真はこの美しいアーリントンロウを写したものです。

この建物はもともとは修道院の羊毛店として1380年に建てられましたが、17世紀には織物工業の小屋が並ぶように改装されました。アーリントンロウで生産された布地は、ラック・アイルと呼ばれる湿地帯の反対側にあるアーリントン・ミル(水車小屋)に送られ、そこで脱脂された後、木製のフレームにかけて干されていました。アーリントン・ミルは20世紀の初頭まで使われていたそう。

泊まってみたいですね

一周ぐるっと回っても、わずか5分もかからない程ですが、大人気の観光地のために特に夏場は多くの人が訪れます。ゆっくり写真を撮りたい時は、早朝に訪れるのが良さそうですね。

美しい景色が印象的なアーリントンロウでは数々の映画やドラマも撮影されています。代表的なのは2007年のミシェルファイファーとロバート・デニーロが出演した「スターダスト」、他にもブリジット・ジョーンズの日記もここで撮影されたと言われています。

現在アーリントンロウはナショナルトラストの文化遺産に指定されていますが、今も民間のテナントに貸し出ししています。コテージの1つはバケーション用としてレンタルすることもできます。

国内で最も古くからあるマス養殖場

マス釣り場

アーリントンロウから道路を挟んですぐ横にあるのが、マス養殖場です。1902年に設立されたもので、国内最古のマス釣り場と言われています。

主に釣り用に、高級なニジマスとブラウントラウトを繁殖・飼育して、コルン川に放流しています。 マス養殖場の横には、マス料理を食べることが出来るレストランも併設されています。ここでは他にも、アヒル、白鳥、カワセミ、ガチョウ、そして珍しいミズハタネズミをみることができます。

コルン川を泳ぐ白鳥

バイブリーの聖メアリー教会

バイブリーの最初の教会は899年に設立されたものがありましたが、現存しているバイブリーのメアリー教会は英国国教会の教会で11世紀半ばから後半に掛けて建てられたもので、その後数世紀に渡って拡張された教会です。

教会は、南北に側廊のある身廊、内陣、そして南側の縁側で構成されちます。15世紀に建設された鐘楼は教会の北西の位置にあります。入り口のアーチはノルマン様式で1180年頃に建設されました。内陣や柱、墓石、聖水盤は13世紀のもの、卓上の墓は17世紀のものです。壁の美しいステンドグラスは古いものは13世紀のもので、新しいものはカール パーソンズ(1884-1934)によってデザインされたもので、1992年のクリスマス切手のデザインにも採用されています。

また、石灰岩のスレート屋根と壁の記念碑は18世紀に追加されたもので、静かな田園風景にたたずむ教会は絵になる美しさです。

バイブリーのザ・スワンホテルでアフタヌーンティーを

コッツウォルズの各集落では、アフタヌーンティーを楽しむことが出来ますが、おすすめなのは、バイブリーにあるザ・スワンホテル。もちろん、宿泊することも可能ですが、アフタヌーンティーのみを楽しむこともできます。

スワンホテルの正面!花がたくさん咲いています!

ザ・スワンホテルはアーリントンロウのすぐ真向いにある、かつては馬車宿だったとても美しいホテルです。ホテル本館には18室、ガーデンコテージスイートが4室と合計22室があり、それぞれの部屋には別々の壁紙や家具が使用されています。ガーデンコテージスイートの部屋には、専用のリビングルームとプライベートガーデンがあり、特別な時間を過ごすことができます。

スワンホテルの内部。居心地の良いソファーが置かれています。

スワンホテル内には、レストランとバーがあり、イギリスの伝統的な料理やエレガントなヨーロッパ料理を楽しむことができます。冬は居心地の良い古い石造りの暖炉の側で、夏には中庭で食事を楽しむことができます。

石造りの暖炉!冬は暖かく過ごせますね!
紅茶かコーヒーが選べますが、やっぱり紅茶よね

アフタヌーンティは、£27.50。クロテッドクリームとストロベリージャム付きのスコーン(プレーン・フルーツ入り)が2つ、フィンガーサンドイッチが3種類、3種類のミニケーキです。飲み物はコーヒーか紅茶から選べます。

ザ・スワンホテルのアフタヌーンティメニュー

アフタヌーンティは三段式!

まとめ:イギリスで一番美しい村でアフタヌーンティーを楽しもう

コッツウォルズでのアフタヌーンティーは、英国の美しい田園風景と古き良き伝統を体験する絶好の機会です。特にバイブリー村は、その絵画のような美しさと豊かな歴史で、訪れる者を魅了し続けています。

アーリントンロウの素朴な美しさ、古いマス養殖場、そして聖メアリー教会の荘厳さに囲まれながら、ザ・スワンホテルでの上質なアフタヌーンティーは忘れられない思い出になるでしょう。心温まる一杯とともに、英国の魅力をさらに深く味わいましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました