通訳案内士2次試験(口述試験)を受けた体験談(2019年度) | いつかは素敵な通訳ガイド

通訳案内士2次試験(口述試験)を受けた体験談(2019年度)

通訳ガイド試験
シルビー
シルビー

ペッチーは、2019年度の通訳案内士試験に合格したんだよね。口述試験はどんな感じなの?

ペッチー
ペッチー

うん、2016年に初めて受けた時は不合格だったからね。2019年に2度目の挑戦で合格したよ。2次試験を受けた時のことを思い出して書いてみるね。

2020年度の通訳案内士試験は、1次の筆記試験がようやく終わったところですね。
受験された方、手ごたえはいかがでしたでしょうか。
大変暑い中、お疲れ様でした!!

今年は試験問題の持ち帰りが不可になったため、合格基準点を越えられたかどうか不安だと思いますが、何はともあれ、気持ちを切り替えて、すぐに2次試験対策に取りかかっていきたいですね。

ここでは、私が、昨年(2019年)、2次試験を受けた時のことを書いていきます。

今年、受験される方は、参考にしてくださいね。

通訳案内士2次試験、当日までの準備

2次試験の行われる時間

2次試験の詳細は、11月の筆記試験の結果と一緒に送られてきます。

口述試験の試験時間は、6回に分けられています。

  • 10:00~11:00
  • 11:00~12:00
  • 13:00~14:00
  • 14:00~15:00
  • 15:30~16:30
  • 16:30~17:30

私は、第1回目の10時からだったので、最初は嫌だなと思っていたのですが、結果的には良かったのではないかと思っています。

個人的な感想ではありますが、最初の方がテーマが比較的簡単な気がしました。
今年がどうなるかは分かりませんが・・・

2次試験の持ち物

試験に向かう際には、忘れ物がないか、入念にチェックしましょう。

必要なものは、下記の3点です。

  • 受験票(1次試験の時に使用したもの)
  • 1次試験通過通知書
  • 身分証明書(写真がついているもの)

試験時の服装

服装によって、試験結果が変わるかどうかですが・・・
スーツを着て行った方が印象が良いと言われているそうですが、基本的には、清潔感のある服装であれば、スーツでなくても良いと私は思います。

試験会場を見渡した限り、男性は大体6、7割の方がスーツだったような気がします。
女性の方は半分くらいだったでしょうか。

ちなみに、私は2016年度の初めての口述試験の時はスーツを着ていき落ちましたが、2019年度の2回目の挑戦の時は、普通のスカートに上着で合格しました。
女性の場合、あまりに堅苦しい格好よりも、少し柔らかい印象を与える方が良いのではないかと、個人的には思います。

実際に、現場でガイドをしている方も、女性の場合、そんなにかっちりとしたスーツを着ていらっしゃる方は少ない気がします。
国内添乗員の場合は、スーツが必須なんですけれどね。
ガイドの場合は、親しみやすい雰囲気を出せる方が良さそうです。

当日の試験までの流れ

試験会場についたら、受付会場に行き入口で受付をします。
たくさんの方が並んでいるのですが、並ぶ前にお手洗いを済ませておきましょう。

いったん待合室の中に入ってしまうと、お手洗いに行く際には、毎回スタッフを呼んで同行してもらわなくてはいけなくなります。

1つ目の待合室

最初に入った待合室は、広い講堂でした。
同じ時間に試験を受ける全員が、いったんここで待機するようです。
座る場所は、受験番号ごとに決められていました。
指定された席につき、机の上に置かれた受験上の注意事項を読んで待ちます。

講堂には、長テーブルが4つずつ横に並んでいますが、長テーブルの両端にひとりずつ座ります。
縦には大体10名くらいずつ座っていたので、この時間に試験を受けるのは、100人~120人くらいだったようです。

2つ目の待合室へ

決められた時間になると、さらに小さなグループに分けられ、順番に廊下に出て並んで、別の部屋へと案内されます。

普通の授業を受ける教室くらいの広さです。20人くらいが入ったでしょうか。
ここでも、決められた順に座ります。
どうしてもお手洗いに行きたい時は、手を挙げてスタッフを呼びましょう。
水などは飲んでも構いませんし、参考書などを見ていても構いません。

前から1~4の番号に分かれているのですが、1の方から順に教室の後ろに呼ばれ、並んでおきます。
試験会場の準備が出来たら、それぞれの部屋の前に座って待ちます。
中から、日本人の面接官の方が出てきて、呼ばれると部屋に入ります。

試験の内容

部屋の奥にはテーブルがあり、外国人の試験官が左に、日本人の試験官が右に座っています。

3メートルくらい離れた場所に、イスが3席並べてあり、その真ん中に座るように言われます。
右側のイスにボードに挟まれた白い紙と鉛筆が置かれています。

自己紹介

日本人試験官から、最初に自己紹介をするように言われます。
名前とどこから来たか、だったと思います。

最初のパート:プレゼンテーション

外国人試験官が3枚のカードを持ってきて、渡してくれます。
日本人試験官が日本語で、30秒でカードから1枚のトピックを選んで、2分以内でプレゼンテーションをするように、と説明をします。
白い紙を使っても構いません。

すぐに3枚のカードを見たところ、私の時は、『おまんじゅう』『万葉集』『ラッシュアワー』でした。

どれも言えないわけではないけれど、30秒しかないと本当に焦りますね。
あまり話を伸ばせそうにない『おまんじゅう』と『万葉集』は外して、消去法で『ラッシュアワー』にしました。

じっくり考える時間があれば、きっと『おまんじゅう』を選んでいたと思います。
日本の伝統的なお菓子、と言うだけでなく、温泉に行った時に必ず食べてみると良いですよ、など観光にも話を繋げられそうですからね。

2分間のプレゼンテーション

話した内容は以下のようなものだった気がします。

『ラッシュアワーという言葉が日本にはあります。それは、電車などに人々で大変込み合う時間のことです。なぜラッシュアワーが発生するかというと、学校や職場の始まる時間は大体同じで、都会では同じ時間に電車に乗る人が多くいるからです。
東京や大阪のラッシュアワーの人の多さは半端なく、よく日本紹介のテレビなどで見られるように、実際に駅員が入口で人を押しこんだりするくらいです。
都会を観光する際は、出来るだけラッシュアワーは避けて電車に乗るようにしましょう』

途中、1分が過ぎたところで、日本人面接官から合図がありました。
私は、2分ちょっと前くらいに切り上げた感じがします。

質問タイム

プレゼンテーションが終わると、外国人面接官から質問があります。
今回の面接官は、40~50代の白人の男性でした。

質問:ラッシュアワーは関空行きの特急など指定席でもありますか
答え:いいえ、確かに指定席を取っておけばラッシュアワーの混雑は避けられますね

質問:ラッシュアワーは電車だけですか
答え:自家用車でも、道路が大変込み合う時間はあります

と、このように、大体4~5問くらいの質問をされたような気がします。
少し、とんちんかんな答えをしてしまったのもあったのですが、別の言葉に変えてもう一度聞いてくれました。

2つ目のパート:通訳

日本人面接官から、これから日本語で文章を読むので、読み終わったらすぐに英語に翻訳してください、と説明があります。
紙に書いても構いません。

日本文の聞き取り

通訳案内士の二次試験対策!2018年以降の新しいスタイルに対応しよう!でも書いていますが、日本文の聞き取りは本当に難しいです。

全部の文を書き取ろうとすると、聞き取りがおろそかになり、後半パートのメモが取れなくなりますし、一部のメモだと聞き落としてしまう分もあります。
通訳の練習には、とくかく日本語をきちんと聞き取り、適切なメモを取るということが必要になります。

私は、かなりラッキーで、今回の日本人試験官は本当にゆっくりゆっくり日本文を読んでくれました。完全に全文が書けてしまうスピードでです。

さらに、トピックも、2019年度の中では、私にとっては一番通訳しやすい内容でした。

英語への通訳

トピックは『箱根』についてでした。

要約:箱根は東京から近い観光地で、国内外からの多くの観光客を集めています。
温泉以外にも、森林浴やロープウェイ、芦ノ湖の遊覧船も楽しむことが出来ます。
富士山の美しい景色も近くでみることが出来ます。

他のトピックと比べて、特に難しいキーワードとなる単語がありませんでした。
森林浴が言えなかったくらいかな。

通訳ガイドとしてのシチュエーション

通訳が終わった後、A4サイズの紙を渡されます。
そこには、シチュエーションが書いてあって、それに沿って、通訳ガイドとお客様という設定で、外国人面接官と会話をします。

シチュエーションとして設定されていたのは、

  • 箱根に遊びに来たけれど、天候が悪く遊覧船もロープウェイも運休
  • 団体客ではなく個人客
  • 夕方には東京へ戻る

といった条件でした。

私:大変残念なお知らせですが、本日は天候が悪く、予定していた遊覧船もロープウェイも運休となってしまいました。代案として、温泉に入るというのはいかがでしょうか。

お客様:ずっとホテルにいるのはつまらない。温泉ではなく、外に出て何かしたいのだけれど。

私:それなら、箱根の町を散策するのはいかがでしょうか。観光地としては、日本の歴史を学べる箱根関所がありますよ。

お客様:それも良いけれど、美術館とかはないの。

私:それなら、オルゴール美術館が近くにありますので、そこへご案内しましょうか(※多分、彫刻の森美術館という答えを期待されていたと思いますが、すっかり忘れていました)

お客様:それが良いですね。それから、箱根ならではの名物を食べたいのだけれど。

私:では、ランチはおそば屋さんに行きましょう。ここはそばが有名なんですよ。

観光系のシチュエーション会話では、その土地の知識も必要だとは思いますが、一番大事なのは、途切れずに色々な提案をすることではないでしょうか。
実際、私も、箱根自体についての満足な観光情報を話すことは出来ませんでしたが、とりあえず無言にならず、会話をスムーズに続けられるように気をつけました。

試験終了後

試験が終わったら、外に出て、同じタイミングで受験した人が全員出てくるのを待ちます。
全員が終わったら、いったん待合室に戻って同じ席に座り、その時間の全員の試験が終わるのを待ちます。

部屋にいるスタッフから終了の合図があれば、待合室を出て解散です。

まとめ

通訳ガイドの口述試験について、いかがでしたでしょうか。

ここでは、

  • 口述試験までの準備
  • 当日の試験までの流れ
  • 試験の内容(プレゼンテーション)
  • 試験の内容(通訳+シチュエーション)

について書きました。

今年、通訳案内士試験の2次試験を受ける方の参考になれば幸いです。
まだまだ時間があると思っていても、結構すぐに時間は過ぎてしまいます。

出来れば、今からすぐに勉強のプランをたてて、2次試験に臨んでくださいね!

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