通訳案内士の二次試験対策!2018年以降の新しい試験内容と勉強方法! | いつかは素敵な通訳ガイド

通訳案内士の二次試験対策!2018年以降の新しい試験内容と勉強方法!

試験勉強通訳ガイド試験
シルビー
シルビー

2018年度の通訳案内士試験から、2次試験(口述試験)の内容が変更になったんだよね。

ペッチー
ペッチー

そう!僕は2016年と2019年に2回受けているから、その違いと対策をお伝えするね。

通訳ガイド2次試験で新しくなった項目とは

2017年度以前
通訳問題
プレゼンテーション+質疑応答
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2018年度以降
プレゼンテーション+質疑応答
通訳問題 + 関連した質疑

順番が入れ替わっただけでほとんど同じように思われますが、採点基準も変わりました。

従来のガイドラインでの2次試験の評価項目は以下の4つでしたが、今年の改訂により、4つの評価項目に加え新たに次の項目が加わる事になりました。

・プレゼンテーション

・コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)

・文法及び語彙

・発音及び発声

・ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)

出典:全国通訳案内士試験ガイドライン(PDF)

ホスピタリティ!!
正直、英語とは関係なく、私としては一番苦手なところかも。
要はおもてなしの心があるかないかって事ですよね??←ないなら基本的にガイドには向いていない気もするけど・・・

試験時間は10分だけ。その10分をいかに活かせるか!
ホスピタリティという項目が増えても、対策としてどうしたら良いか分からず・・・

一度だけ、通訳案内士予備校に行って2時間程講座を受けてみましたが、やっぱりこれといった事は分からないままで。

色々なネット情報と合わせながらも、私なりの勉強方法を見つけ出し、実践した方法を書いてみます。

通訳ガイド2次試験 (1)プレゼンテーション+質疑応答

まずは最初パート、

1.プレゼンテーション+質疑応答

この部分は、以前とほぼ変わらずなので対策はしやすいかも。
3枚のカードを渡されるので、その中から1枚選んで30秒考えた後、すぐに2分間のプレゼンテーションがスタート。

どのカードにしようかな・・・

この部分にも、ホスピタリティ要素を入れるのであれば、あえて難しい説明は避けて、外国人が欲しいと思われる情報を話すのが良いかと。
言葉の説明は知らないと出来ないし、それだけだとすぐに終わってしまうけれど、例文やどこで何をどう出来ると言ったことを話せば、結構2分はすぐ経ってしまいます。

例えば、『おまんじゅう』という課題。
Wikipediaではこのように書かれています。

饅頭(まんじゅう)は、小麦粉などを練って作った皮(生地:きじ)で小豆餡などの具を包み、蒸した菓子。中国の饅頭(マントウ)が変化してできた和菓子の一種。

出典:Wikipedia おまんじゅう

この後に和菓子としてのおまんじゅうの種類とは、と言った説明を続けても
あまり外国人には面白くないかもしれません。
そして、その説明をするには、相当な知識(+英語の語彙力)が必要なので、とてもじゃないけれど多くの日本の事象を覚えるのは、少なくとも私には無理でした。

まして、カードもらった瞬間にはプチパニックになってしまうし、選んだカードですぐ構成を考えるのは相当難しい!
そこで私がやっていたのが次の練習です。

1.とりあえずは基礎的な言葉の理解(全く分からない日本語はどうしようもない)

2.どんなトピックでも、必ず最後は同じ話に持っていく練習(日本語でOK)
  ※実際の試験では出来ないくらいめちゃくちゃでも、何かをとにかく話すという練習になる

3. 自分の、身の回りで考えられる例を、外国人を相手にしている想定で話す練習

4. 時間の感覚を身につけるため、2分測ってちょうど良いくらいでまとめて終える。

基礎的な言葉の理解

まったく分からない言葉は、当たり前だけれど説明しようがないですよね。
なので、まずは日本語の勉強から

例えば、恥ずかしながら私には『破魔矢』が何か分かりませんでした。
この知識くらいはつけておかないと、ガイドになってからもさすがに苦労しそうです。

どんな言葉を知っておかなくてはいけないかというのは、一番良いのは、過去問を全部洗いなおすこと
幸いなことに、ネットを少し探せば色々な方が、まとめてくださっています。

そして、予想問題を作ってくださっている大変ありがたいサイトも多くあります。
多くの受験者の方がすでにご存じだと思いますが、私もハロー通訳アカデミー様の資料をお借りいたしました。

こちらに日本的事象英文説明300選(過去の出題実績も)他、重要史料をまとめてくださっています。

とにかく過去問+そして300選に出てくる単語をなんとなく頭で思い浮かべる事が出来るようにすること!!
ほとんどの単語は、日本に住んでいたなら知っていることが多いのですが、中には漢字を読むことさえ出来ないものも・・・

この段階では日本語での理解で大丈夫だと思います。
むしろ、中途半端にいきなり英語で勉強するより、日本語できっちり言える方が大事かも。
かなり基礎的な事だけで十分です。
例えば、先ほどのまんじゅうなら、中にあんこが入った蒸したお菓子くらいで。

話を長くする練習

次の練習は、いかにひとつの単語から、話を長くするかの練習です。

元々話をするのが大好きだったり、スピーチ慣れしている人は、自分の方へ話を持っていくのが得意ですが、普段から聞き役の人は会話自体が苦手。
知っている知識だけを話すのでは、2分はかなり長く感じられるはずです。

でも、普段友達と会話して、自分の言いたい事を言っている時は、2分などすぐに経ちますよね。
そして、普段の会話、同じトピックをずっと話している人は珍しく、日常会話においてはトピックがどんどん流れていきます。それも自然な感じで。

この会話の流れを応用した練習です。
プレゼンテーションとは言え、ガイドはお客様相手のお仕事。
一方的な説明より、会話しているかのような話の方が楽しいですよね。
に、色んな話をスムーズに流れるように話すことが出来れば素晴らしい!

この練習も、慣れるまで最初のうちは日本語で行いました。
『~と掛けて、~と解く』の漫才?コント?とんち?のごとく、どんなトピックを与えられても、最終的に同じオチに持っていくのです。

私は夫相手に散歩しながら、バスに乗りながら、色んなところで会話の一部として行っていました。
なかなか楽しいのですよ。
例えば、オチを『この間の温泉旅行は楽しかった』へ持っていくようにします。
どんな単語が来ても無理やりにです。

『マンガ喫茶』という単語を与えられたとします。
温泉旅行とは、全く関係がありませんね。
それでも無理やり、ストーリーを作ります。

“マンガ喫茶というのはマンガが無料で読める喫茶店の事で、一定料金を払うことでそこに置かれているマンガが無料で好きなだけ読めるんですよね。
今はインターネットカフェと呼ばれる事も多いのですが、低料金でマンガ読み放題、ドリンク飲み放題、他にもダーツやカラオケやビリヤードが楽しめたり、友達と家族と、または一人でリラックスして好きなだけ過ごすことが出来るんです。

最近では、マンガが読めるスーパー銭湯も増えてきていて、お風呂を楽しんだ後にのんびり寝転がってマンガを読むという休日スタイルも人気が出てきています。この間の週末、私は最近出来たばかりの話題のスーパー銭湯に家族と一緒に行ってきたのですが、そこには岩盤浴もあり、温泉もあり、宿泊施設もあるので、一泊して大変リラックスすることが出来ました”

と、いった感じです。

この例は少し短めにしているので、話がぶっ飛んだ感じがしますが、実際にうまく流れに乗せて、自分の話したい方へ話を持っていくのです。

自己中気味にはなってしまいますが、日常の人の会話を聞いていると、このくらいトピックはどんどん変わっていくものだと思います。
さすがに、ここまで飛んだ話を実際の試験では出来ませんが、なんでも良いので
止まることなく、話す練習をすることができます。

身の回りで起こった例を入れる

何度も繰り返しになってしまいますが、知識だけで2分間話すのは、本当に難しいです。

それが出来るような超得意分野のトピックが出れば別ですが、ひとつの事象を2分間話すなど日本語でも私は出来ません。

そこで、どうしたかと言うと、自分の経験を話すことにしました。

先ほどのまんじゅうの例ですが、まんじゅうとは・・・の後、すぐに自分の経験
してきたことを話します。

例えば、『以前草津温泉に行った時なのですが、町を歩いていると、色々な店の前で箱にから湯気が出ているのが見えました。
中をのぞいてみると、そこにはおいしそうなおまんじゅうが!
白いオーソドックな皮のものもあれば、よもぎの緑のまんじゅう、茶色の黒糖のまんじゅうなどもありました。

中の餡も、あずきが一般的ですが、今はカスタードやチョコレートを入れたものもあるみたいです。
日本の温泉街なら、大抵名物のまんじゅうがあって、その食べ比べもまた温泉街歩きの楽しみになりますよ』

といった感じです。

これならいくらでも話を盛っていけそうではないですか?
最初は日本語で、慣れてきたら英語で練習するようにしました。

2分間を計る

色々な経験話が出来るようになってきたら、いよいよ時間を計って英語のプレゼンテーションの形に近づけていきました。

パートナーがいれば手伝ってもらいましょう。
一人の時は1分でいったん合図が出るようにしておくなど。
なかなか、最初のうちは2分の感覚が分かりませんが、慣れてくると段々と分かってくるようになります。

2分を超えてしまうといけないので、大体1分40秒くらいで終われるようにするのがベストだと思います。
本番ではどうしてもあがってしまい、途中戸惑ってしまう時間もあるかもしれませんので。

プレゼンテーションの後は質疑応答がありますが、それは特に練習はしませんでした。
どんな質問がくるか予想もつきませんし、『話を自分の方へ持っていく』練習が
出来ていれば普通の会話をする能力は自然と備わっているように思います。

通訳ガイド2次試験 (2)通訳問題+関連した質疑

2次試験の2つ目は通訳問題+関連した質疑。

まずは通訳問題ですが、試験官(日本人の試験官)がどんな方になるか、によって随分合否が変わってくると思います。

人によって何が違うのかというと、ずばり日本語を読むスピードです。

通訳問題で何が一番大切かというと、私は、いかに日本語が聞き取れるかどうか!だと思っています。

日本語の聞き取り?と思われるかもしれませんが実際練習を始めると、これが本当に難しい。
わずか3行ほどの日本文なのですが、これを完璧に聞き取り(書き取り)出来るようになるまで、本当に苦労しました。

通訳問題は日本語の聞き取り力が大切

通訳問題の勉強を始めた時に、私が一番最初に実行したのは、まずは日本語のメモ取りでした。


一緒に練習してくれる人がいる時は2、3行の日本文を読んでもらい、それをまずは日本語で、どのくらい繰り返して話せるか、の練習をしました(メモを取ってもOK)。
一人の時はテレビなどでニュースの冒頭2,3文を聞き取りました。

実際に行ってみると、いかにメモを取りながら覚えるのが難しいか、が分かります。
もちろん、メモを全く取らない、という方もいらっしゃるかと思いますが、やはり、3行程の文を丸々覚えて訳すのは私には無理で、メモ取りはする事にしました。

ここで、どうしても失敗してしまうのですが、重要な単語だけを書き出すのは至難の業で、つい言われた事を全文書き取ろうとしてしまいます。
が、全文書き取るのは正直無理です。
なので、いかにして略語を使ったり、絵を描いたりして、全体図をイメージ化
していくことが大切になります。

これを上手く出来るようになるのは、とにかく練習あるのみ。
過去問でも、Wikipediaの文章でも、なんでも良いので、誰かに読んでもらい、ひたすらメモをして、出来るだけ元の文に近い文を言えるようにします。

コツとしては1文ごとに1、2、3・・・と分けて書くこと
重要な単語は外さない
1文ごとの大きな文の意味を変えてしまわない、といったところです。
読んでもらう人には最初はかなりゆっくり、そして少しずつ早くしていってもらいましょう。

日本語を聞き取る(書き取る)ことがきちんと出来れば、通訳問題の半分はクリア出来たと私は思っています。
後はそれを訳して話すだけ・・・

全く訳せない難しい単語が出てきたとしても、諦めずに別の言い回しで言ってしまいましょう。
そして、文章は、なるべく簡単で分かりやすいものにする方が良いと思います。

通訳ガイドは、大学の先生ではありませんので、お客様にいかに分かりやすく伝えることが出来るか、が大切ですので。
3文あるのに2文しか訳すことが出来なかった、難しい単語を並べる事は出来たけれど文としてめちゃくちゃ、といった事がないようにしてください。

ちなみに、私が2019年に口述試験を受けた時の試験官の方は、本当に本当にゆっくり話してくれたのです。
どれくらいゆっくりかと言うと、ほぼ全文書き取れてしまうくらい。

私がメモを取る手元を見ながら待って、話してくれているくらいゆっくりでした。
私にとってはものすごくラッキーだったのですが、多分いつもそうなるとは限りませんので、やはり日本語聞き取り練習は必要です。

新しく追加された関連した質疑応答

この部分はどちらかというと、ガイドの仕事というよりは、添乗員的要素が多く、これは実践がある方が絶対有利。
ホスピタリティが試されるもここですね。
通訳ガイドに向いている人 のところでも書きましたが、実際に自分がガイドになったつもりでお客様にどう対応するか考えることが大切だと思います。

出される問題のシチュエーションは、ほぼ限られてくるので、私は
いかに途切れず、お客様に寄り添って、話を続けられるかの練習をしました。

<例えばこんなシチュエーションがあるようです>
・予定の観光地に行けない
・何かを失くしてしまった
・日本のイベントに参加したい
・緊急事態発生

どれも、普通に旅をしていれば十分にありえるシチュエーションです。
今後、ガイドになったとしても、絶対対応が必要となってくる事柄でしょう。
練習としては、『こんな時どうする?!』と題して、自作自演で演じてみましょう。
誰か一緒に練習してくれる人がいればなお良し!です。

どうすれば良いのか?
お客様は何を求めているのか?

この答えは、逆の発想で、まず自分自身が海外旅行に行った気分になってみると良いです。

例えば、イタリア旅行にツアーで行ったとします。
途中で財布を掏られてしまいました!

途方に暮れたあなたはガイド/添乗員に何を求めますか

→クレジットカード/キャッシュカードをすぐ止める
→一緒に警察に行ってもらう/もしくは誰かを手配してもらう
→現金が全くないならキャッシングする

といった事が考えられます。

ホスピタリティを持って、お客様の心に寄り添うためには、自分自身がどうされれば嬉しいか、安心出来るか、を考える必要がありますね

まとめ

以上が私が通訳ガイド2次試験対策として練習していた方法です。

やはり、日本語で話せないものは英語でも話せる訳がありません。
まずは日本語でしっかり『話をする』ことが出来るようになること。
それも『自分の言葉』で。それが出来れば英語で話す事も楽になります。

出来る限り、声に出して話をする練習を繰り返しましょう。
同じ意志を持った方でも良いし、家族でも友達でも良いのでいっぱい、いっぱいまずは練習を繰り返す事が大切です。

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