語学留学は意味ないの?語学力だけじゃない海外に出て得られる経験 - ぱんだららの旅と節約と通訳ガイドを目指すブログ

語学留学は意味ないの?語学力だけじゃない海外に出て得られる経験

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海外旅行に出るだけではなく、実際に海外に住んで現地の言葉を勉強してみたいな、と思ったことはありませんか?このサイトを訪れてくださった方は、まさに今、語学留学をするかどうかで悩まれているのではないでしょうか。

しかし、せっかくお金と時間を掛けて、何も得られるものがないならもったいないな、と悩んでいるのではないでしょうか。語学留学は意味ない、と聞いて一歩踏み出すのを躊躇している方もいるかもしれません。せっかく語学留学するなら、無駄な時間を過ごしたくないと思うのは当然ですよね。

今は日本国内でも語学を勉強できる場所はたくさんあるし、リモートで現地の方と話して英語力を伸ばす方法もたくさんあります。そんな語学を勉強する環境が揃っているのに、わざわざ現地まで行って勉強する必要はあるでしょうか?

はい、語学留学には、語学の勉強だけではない得られるものがたくさんあります。決して意味ないことはありません。それば、現地に行って、現地で実際に暮らしてみないと分からないことです。

私の家族は、私を含め、姉・妹・そしてなんと母も60歳を過ぎてから語学留学をしています。特に母は最初の語学留学ですっかりはまってしまい、カナダ・ニュージーランド・イギリス・オーストラリアと色々な国で語学留学を体験しました。

そんな家族を持つ私が、語学留学して得られたものについて書いてみます。

語学留学をしたいけれど、あと一歩のところで踏み出せずに悩んでいるという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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語学留学は意味ない?語学力UPだけじゃない語学留学の目的

語学留学の目的は何、と聞かれればたいていの方が、それは語学を学ぶために決まっているでしょう、とお答えになると思います。

確かに間違ってはいません。語学留学というくらいですから、第1の目的は語学力を身につけることです。しかし、本当にそれだけでしょうか。

海外の大学へ入学するのが最終目的であれば、授業についていくために語学学校に入るのは必然としても、語学留学する人のすべてが大学に行くわけではありませんよね。

すでに社会人だけれどビジネスで役立つようにコミュニケーション能力を伸ばす手段として、または私の母のように単純に、昔憧れていた海外留学をしてみたいという方もいるでしょう。

語学留学の目標は人それぞれで良いですし、絶対に語学力をアップして帰らなくては!と意気込む必要もないかと思います。

語学留学は意味ない、という人は語学力のアップだけに焦点を当てて話しているのかもしれません。語学を学ぶだけなら日本にいても十分可能ですが、語学留学はそれ以外の目的があっても良いのです。今一度、自分が何のために語学留学をしたいのか考えてみましょう。

それがコミュニケーション能力をつけるため、であったり海外の生活を楽しんでみたい、であれば、それはそれで語学留学をする十分な意味になるのです。

いろいろな留学サイトでは、実際に留学経験をした人達の体験談が書かれているので参考にしてみてはいかがでしょうか。語学力アップだけが語学留学の目的ではないということが分かりますよ。

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短期の語学留学で語学力はどのくらい上がる?

とは言うものの、やはりどのくらいの期間でどのくらいの語学力アップに繋がるかは知っておきたいですよね。語学力の伸び率は環境や勉強量によって大きく変わってきますが、私のまわりの留学生たちのレベルで考えてみたいと思います。

語学留学1ヵ月でどのくらい話せるようになる?

いきなり残念なことをお伝えしますが、1ヵ月ではほとんど話せるようにはなりません。日本人が1人もいない全くその国の言葉しか通じない環境にいたとしてもです。

さらに周りで日本語を話す人が多く、実質語学の勉強をしているのは、学校へ行っている時だけの場合は1ヵ月で話せるようになるのはかなり難しいです。ホームステイなどでファミリーと話す機会が多かった場合は少し伸びますが、それでも自分の意志をギリギリ伝えられるくらいのレベルだと思います。

では、1ヵ月の語学では意味がないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。現地で語学学校に通うと積極的に話そうとする度胸がつきます。

思い返してみてください。日本では中学・高校と少なくとも6年間は英語の勉強をしていますね。しかし、実際外国人から声を掛けられたら片言の単語ですら言えない人が多いのではないでしょうか。

これは日本人の性格にもよりますが、あまり積極的に話す習慣がないからなのです。海外に語学留学すると自然と積極的に話すクセがついてきます(そうしないと置いていかれてしまうからです)。この前向きに話す姿勢を身につけることができるようになるだけでも、海外へ語学留学する意味はあるのです。

語学留学1年でどのくらい話せるようになる?

では、留学を1年続けた場合は語学力はどのくらい伸びるでしょうか。私の経験上、1年でもまだまだ相手の言っていることを正確に聞き取って流暢に返事をするということは無理でした。

しかし、話自体には入っていけるようになりますし、簡単な日常会話はもちろん出来るようになっています。最初の頃は知っている単語を無理やりくっつけて話していただけだったのが、1つの文として完成させるくらいまでは上達できていることでしょう。

1年語学学校に通えば、大学に入学して、実際のクラスを受講できるレベルになってきます。生活でも困ることはなくなるでしょう。ただ専門知識が必要な言葉を話せるようになるまではもう少し時間がかかるかもしれません。

語学留学をすればモノを見る価値観が変わる

語学力について書きましたが、ではそれ以外に勉強できることとはなんでしょうか。日本で語学を勉強するのではなく、実際に海外に出て勉強する中で学べることは語学以外にたくさんあります。

今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと気付く

海外に出てまず驚かされることは、いままで日本で当たり前だと思っていた事が当たり前ではないと気付かされることです。今は映画を見たり動画サービスを利用したりして海外の状況を知ることもできますが、やはり実際に行ってみると多かれ少なかれカルチャーショックは受けます

すぐ近くにコンビニがない、時間通りに電車が来ない、といった物理的なことから、時間を守る・列では自然と並ぶといったことが海外では当たり前ではなかったりします。私が語学留学した最初の1年でまず学んだことは、「当たり前がないのが当たり前」ということでした。

人それぞれに違う価値観があることを体感できる

語学留学をするとさまざまな国からの留学生とクラスメートになります。話していると次第にあれっ?と思うことが増えてきます。もちろん、日本にいても人それぞれに価値観は違いますが、海外に出るとそれがもっと顕著のでてきます。

例えば、ホームステイをするとその家族のやり方に従わなくてはいけませんね。「郷に入れば郷に従え」、です。しかし、時にびっくりすることもあります。私の姉はカナダにいましたが、ファミリーがお皿を洗剤をつけたあと水で洗い流さないことにびっくりしていました。

語学留学をすることで、どこでも生きていく生活力がつく

日本にいるとどこへ行くにも標識が日本語で書かれてありますし、道に迷えばだれかに聞けば教えてもらえますよね。言葉がまだきちんと分からない海外ではそういうわけにもいきません。また、日本ほど便利な国もないので、同じように思っていたら大変な場合もあります。

すべてが揃わない環境でどうするか考える力が備わる

海外に住んでいると、ないものはないでどうにかする、という力が自然と備わってきます。生活用品も食品も日本では普通に手に入っていたものが、海外に行くとない場合もあります。日本食を作りたくても材料は日本と同じように手に入らないですよね。そんな時は代理のものでなんとかするしかないのです。

私が最初に海外に行った時になかったものは日本食の材料でした。調味料などはもちろんの事なのですが、日本のように肉が薄切りにされていなかったり、魚が切り身で売られていなかったりします。豚の生姜焼きを作るのにも、自分で肉を薄切りにするところから始めないといけないので最初はとても苦労しました。

自分で物事を判断する力が備わる

日本は世界中と比べてもとても安全な国です。女性が夜に一人で歩いていても大丈夫な国はそう数多くありません。海外に出るとすべてが自己責任となります。身を守る術を含め、なんでも自分で考えて行動しなくてはいけなくなります

日本に住んでいた時にはあまり考えなかった、この地区に足を踏み入れてはいけない、といったことをなんとなく勘で分かるようになってきます。自分で判断しなくては誰も助けてくれません。

また、部屋を借りるとき、車を買うとき、いろいろな場面で自分で交渉して判断しなくてはいけなくなります。日本のようにサービスはあまり充実しておらず、なんでもやってもらえるわけではありません。

自立する力を学ぶという意味でも、海外に出て勉強することは非常に有意義なのです。

語学留学する事で人とのコミュニケーション能力がアップする

人それぞれの価値観があることを理解できると前に書きましたが、そうすることで人とのコミュニケーション能力も自然とアップしていきます。

価値観の違う他の国の人と話すことが出来るようになる

国が変われば価値観も大きく違ってきます。しかし、個人として付き合って、この人の国ではこう考えるんだということが理解できれば、その人との付き合い方もだんだん分かってきます

例えば、日本人はとても時間に正確ですが、それが普通ではない国の人もいます。それが理解できれば、いつも遅れてくる友人がいたとしても、この人の標準ではこうなんだと理解してイライラすることもなくなってきます。

反対に相手は何故こんなに日本人は時間にうるさいんだろう、と思っているかもしれないですから、お互いの文化を話し合って分かり合うことが大切です。

知らない人と一緒に暮らす力がつく

ホームステイだけではなく、語学留学をすると寮に滞在することも多いかと思います。その場合はたいていルームメイトが出来ますが、人と一緒に暮らすということはそんなに簡単なことではありません。

ついつい自分の主張を通してしまいそうになりますが、そうすると喧嘩が絶えなくなります。相手の意見も尊重しながら、自分のやり方も尊重してもらいたい場合はどこかで妥協が必要ですね。

例えば、私が初めてアメリカで出来たルームメイトは、床の上に教科書を置きっぱなしにしていて、その方がどこに何があるか分かるという人でした。対して、私は変なところで几帳面なので、教科書は机の上にきちんと並べられていないと嫌なタイプでした。

しかし、お互いが相手に自分のやり方を強要しても上手くはいきませんね。部屋の半分は彼女の本が床に散らばっている状態、私の側は机にきちんと並べるとそこはお互いに干渉しないということでバランスを取っていました。

語学留学で得られるものは語学力習得以外にもたくさんある

語学留学をしようかしないかで迷っている方、最初の1歩を踏み出す参考になりましたでしょうか。語学留学は意味ない、なんて言われることもありますが、決してそんなことはありません。意味がある、意味がないかは自分次第です。

考えるよりも先に一度行動してみるのも良いかもしれませんね。もちろん、語学力を身につけることも大切ですが、海外に出て、現地に住んでみることで得られる経験は語学習得以上のものがあります。

世界には価値観の違う人がいて、自分とは違うけれど、どうすれば仲良くやっていけるかということを考える機会を持つことが出来ればこれからの人生に必ず役に立つでしょう。また、海外の知らない町で暮らしていく力が身につけば、きっとどこへ行っても役に立つに違いありません。

これから語学留学される方にヒントになることを今後もお伝えできればと思います。

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