【40代からの資産形成】ねんきんネットで将来いくら必要か試算 - ぱんだららの旅と節約と通訳ガイドを目指すブログ

【40代からの資産形成】ねんきんネットで将来いくら必要か試算

年金暮らしの夫婦ポイ活
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こんにちは、ぱんだららです。

日々、将来の資産形成に向けて勉強しています。

今日は、公的年金のお話。

将来もらえる年金が少なくなりそうで怖い!と不安になっていませんか。

私も、もちろん不安でたまりません。
でも、この不安はいったいどこから来るの?
何に対して不安があるのか漠然すぎる・・・じゃあ、その原因を探ってみよう!

ちょうど、年金機構からねんきん定期便が送られてきたので、しっかり将来の年金について考えてみることにしました。

この年金的定期便をみることだけでも、将来自分がどれだけ公的年金を受け取ることができるかが分かりますが、さらに詳しくは、ねんきんネットで確認することができます。

ねんきんネットでは、将来自分が目指すゆとりある生活に、足りない分はどれくらいで、どうやって増やせばよいのか、と考える対策になります。

漠然とした不安な気持ちでいっぱいなのであれば、まずは、将来どれだけあれば良いのか計算してみましょう。
意外と大丈夫、という答えが出ても、もっと自分で貯めなくちゃ!という答えが出ても、資産形成をする最初の1歩に必ず繋がりますよ!

一番下に、我が家の場合の試算をしていますので、良かったら参考にしてみてくださいね。

年金とはどんな制度?

年金制度とは

そもそも、年金とはどのような制度なのでしょうか。

日本の公的年金制度は、働けなくなった時に、みんなで支え合おうという考えから作られています。そのため、一般的には、老後にもらえるお金(老齢年金)、という認識が強いですが、障害を負った時(障害年金)や、一家の働き手が亡くなった時(遺族年金)にももらえるのです。

ここでは、その中でも、老齢年金についてみていきましょう。
よく、年金制度は2階建てと言われますね。

1階部分は、国民年金の部分で、基本的に日本に住む20歳から60歳のすべての人に加入義務があると決められています。
支払い額は、2022年2月現在、16,610円です。これは、すべての人が同額ですね。

40年間きちんと満額納めていると、毎月約6.5万円がもらえることになります(2022年2月現在、65歳からの支給の場合)。

仮に一部、納めることが出来なかった場合は、支払った割合に応じて年金がもらえることになります。
30年間しか納めていないなら、満額の4分の3ということになりますね

2階部分は、厚生年金の部分で、公務員や会社員が加入しています。
支払い額は、国民年金と厚生年金を合わせて月給の18.3%なんですが、なんと半分は会社が支払ってくれているんですよ。
とってもありがたいですね。

収入額や働いていた期間に応じて、支払う厚生年金の額も違ってくるので、当然もらうときの額も支払った額に比例して変わってきます。
給料が高く、厚生年金をたくさん払っていた人は、将来もらえる年金も増えるということですね。

ちなみに、妻が専業主婦で、夫が会社員の場合は、月給の9.150%の支払いのみで、妻の国民年金分と夫の国民年金+厚生年金分を支払ったことになります。
仮に40年間ぴったり働いたとすると、妻と夫が国民年金分満額(13万円/2022年現在)、と夫の厚生年金分がもらえるということです。

2000万円問題、って一体なんなの?

この試算を元に、数年前に一躍有名になった言葉がありました。
そう、「2000万年問題」です。

専業主婦の妻と会社員の夫で、65歳から年金支給を受けた場合、ゆとりある生活を送るのには、2000万円が足りない、という計算です。

これは、ざっくり言うと、次の条件にあてはめて試算されています。

・65歳(会社員・夫)と60歳(専業主婦・妻)の夫婦で退職後はいっさい働かない(年金は合わせて約21万円)
・月の支出は約26万円5千円

そうすると月約5万5千円の赤字になるので、仮にこの状態を続けると約30年で2,000万円近くが必要になるという計算です。

現在の平均的な働き方にあてはめてみると、なかなかツッコミどころが多い試算ですね。

それぞれの家庭で、それぞれの事情があるので、このまま老後は2,000万円足りない!どうしよう!となるのは、いささか極端であると思います。

そこで、必要となってくるのは、自分の家庭環境に合わせた試算をすることです。

早速、年金ネットを見ながら試算をしてみましょう。

ねんきん定期便やねんきんネットで将来もらえる年金額を調べよう

ねんきん定期便って何?

ねんきん定期便は1年に1回、自分の誕生月に送られてきます(作成されるのは、誕生月の2ヶ月前です)。

はがき3枚分に、直近1年間の年金支払い状況と、これまでの加入実績に応じた、将来もらえる年金予想額が記載されています。50歳以上になると、さらに詳しく年金見込み額が記載されます。
35歳、45歳、59歳には、全期間の年金記録情報が記載された封書が送られてくるので、よくチェックしてみてくださいね。

ねんきんネットでもチェックが可能です

ねんきん定期便を見るだけでも、十分将来の資産形成への計算をすることは可能なのですが、もっと詳しくはねんきんネットで確認することができます。

ねんきんネットの確認は、ねんきん定期便にのっているアクセスキー(はがきが届いてから3カ月のみ有効)を入力することで確認できます。
また、マイナンバーカードを持っていれば、スマホにマイナポータルをダウンロードすることで利用が可能です。

年金はいつからもらえる

ねんきん定期便やねんきんネットで、将来もらえる年金額を見て、がっかりしてしまった人は多いと思います。
今まであまり真剣に、いったいいくらもらえるか考えたことなかったけれど、こんなものなのね、と。

もらえる老齢年金を増やす方法というのが、実はあります。
それは、老齢年金をもらい始める年を遅らせるということ。

基本的には、今(2022年現在)は65歳から年金をもらい始めることができます。
それを66歳~70歳かの受給に変えるのです(繰り下げ受給)。

どのくらい受給額が増えるかというと、1カ月単位で0.7%。つまり、70歳から老齢年金を受け取ることにすれば、65歳でもらい始めるより42%増えるのです。
1ヶ月の年金額が仮に15万円だとすると21万3,000円に増えるということですね。
この額は一生続くので、人生100年時代と言われている今なら考えてみる価値ありです!

ちなみに、繰り下げ受給があるなら、繰り上げ受給もあります(60歳からもらえるようにすること)。もちろん、もらえる額は減ってしまいますよ。

個人的な試算結果

ねんきんネットで、将来もらえる年金額を確認したら、次は足りない分がどれくらいか試算してみましょう。

ねんきんネットでも、試算が可能ですが、私は、こちらの、公的年金受給額シミュレーションで行ってみました。設定を色々と変更できるので、分かりやすいです。

夫婦ふたりでの試算

それでは、我が家の結果ですが・・・

  • 私は65歳まで働いて、年金は70歳からもらうことにする
  • 夫は60歳まで働いて、年金は65歳からもらうことにする
  • 生活費は月25万円

という条件で試算してみたいと思います。ちなみに夫は私より10歳年下なので、私は65歳で引退した後、5年くらいは夫だけに働いてもらうという試算です(本当は55歳で引退したいらしい 笑)

私:70歳からもらえる年金額は、月約15万7,000円
夫:65歳からもらえる年金額は、月約12万7,000円

結果:私75歳、夫65歳からは年金月額約28万4,000円になるので、その歳になるまで生活していければとりあえずはなんとか生活できる年金はもらえる、という結果になりました。

では、足りないのはいくらでしょうか。

私が65歳で退職して70歳になるまでの5年間は夫の収入だけになるので、月7万足りないと試算します。

70,000×12ヶ月×5年間=4,200,000円

そして、私が70歳から75歳の間は、夫の収入がなくなるので、月10万足りないと試算します。

100,000×12ヶ月×5年間=6,000,000円

結果:退職後、年金を2人ともがもらい始めるまでに必要な金額は約10,200,000円!!

夫婦共働きの場合は、どちらかが亡くなった場合も想定しよう

1千万くらいなら、なんとかなりそうだ!と思いましたが、ちょっと待って!
夫婦ふたりで、月28万でずっと暮らしていければそれで良いけれど、どちらかが先になくなったり離婚してしまったら(!)、それぞれ15万や12万では少なすぎでは・・・

特に夫は12万では心もとなさすぎる・・・もちろん1千万以上の貯蓄はするつもりではありますが。と、言うことで、もう一度試算やり直しです。

今度の条件は

  • 私は65歳まで働いて、年金は70歳からもらうことにする
  • 夫は60歳まで働いて、年金は70歳からもらうことにする
  • 生活費は月25万円

夫の年金をもらう歳を70歳に繰り下げてみました。
そうすると試算は、このようになります。

私:70歳からもらえる年金額は、月約15万7,000円
夫:70歳からもらえる年金額は、月約18万1,000円

はい、大分と増えました。これで、お互いなんとか生きていけるでしょう!
65歳まで働いてくれたら、もっと増えるんだけれどね~

それでは、年金をもらうまでに必要な

私が65歳から70歳になるまでは、前回と同じく

70,000×12ヶ月×5年間=4,200,000円

私が70歳から80歳の間(月10万不足)

100,000×12ヶ月×10年間=12,000,000円

結果:退職後、年金を2人ともがもらい始めるまでに必要な金額は約16,200,000円!!

まとめ

年金の試算いかがでしたでしょうか。

それぞれの家の事情や予算があるので、一言に2,000万円足りない、とは言えないのが実情です。

我が家の試算では、なんとか2,000万円以内でも良いという結果にはなりましたが、それはあくまでこの先も夫婦そろって元気に仕事を定年まで続けられたらの話。

やっぱり、予期せぬ事態に備えて、貯めておいた方が良さそうです。

夫婦での試算でも、仮にどちらか一人になってしまった時の場合など、色々なケースが考えられるので、色々なパターンの試算をしてみると良いですよ。

将来の資産形成、私もまだ始めたばかりですが、一緒に頑張っていきましょう!

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