今年の大河ドラマ『麒麟がくる』は見てるかな?
うん、見てるわよ。とっても面白いわね
今日は、麒麟がくるで話題になった岐阜城とその周辺の観光スポットを紹介するよ
大河ドラマ『麒麟がくる』の影響もあって、今年は岐阜がとっても熱いですね!
その中でも、特に岐阜城はドラマの中でも、なんどか登場し、重要な役割を果たしています。
今回は、岐阜城と、その周辺で行っておきたいスポットを紹介します。
金華山の上にある、織田信長が建てた岐阜城
岐阜城の歴史
岐阜城がある場所には、元々『稲葉城』があり、斎藤道三が住んでいました。
斎藤道三と織田信長は、義理の父と息子の間柄で仲が良かったのですが、道三は自分自身の子供、斎藤義龍に殺されてしまいます。
その後、織田家と斎藤家は戦うようになり、1567年には信長が斎藤龍興(義龍の息子)を追い出し、本拠地を稲葉城に移します。
その時に、信長は城と町の名前を『岐阜』と変えたのですね。
ちなみに、この頃から信長は、『天下布武』の朱印を使うようになり、天下統一を目指すようになったと言われています。
岐阜城で、信長は約10年近く暮らしていたのですね。
この間に、誰もが自由に取り引きが出来る『楽市楽座』のシステムをつくり、たくさんの人が集まる城下町を作っています。
岐阜城はどんな城
日本100名城の1つでもある岐阜城は、標高329メートルの金華山の山頂付近にあります。
今はロープウェイで登ることが出来ますが、昔はもちろんそんなものはないし、馬で登るにしても大変なので、攻められにくくはありますが、実際暮らすのも苦労したでしょうね。
現在の城は、昭和31年に復元されたもので、中は史料展示室となっています。
階段しかありませんが、天守閣に登ると、360℃の絶景パノラマが楽しめ、長良川や山々が見渡され、天気の良い日には名古屋市内まで一望できますよ!
岐阜城入場料:大人 200円、小人(4歳以上16歳未満)100円
ロープウェイ往復料金:大人 1,100円、小人(4歳以上12歳未満)550円
信長の居館跡がある岐阜公園
ただ、実際に、信長が普段住んでいたのは、山麓に作られた豪華な居館だったようです。
そこには、巨大な庭園があり、茶会などが行われていたみたいです。
ポルトガルの宣教師、ルイス・フロイトもこの館に招かれ、信長本人から厚いおもてなしを受けたそうですよ。
ランドマークの三重の塔
市民の憩いの場となっている岐阜公園ですが、歴史的価値も高く、現在は「信長公の鼓動が聞こえる歴史公園」として再整備が進められています。
岐阜公園のランドマークとなっているのが、緑の中に鮮やかに赤が映える、三重の塔!
この塔は、大正6年に建てられたものですが、平成26年から2年半かけて、修復工事が行われ、大変美しい姿に再び生まれ変わりました。
『麒麟がくる』大河ドラマ館
2020年1月11日(土)~2021年1月11日(月・祝)の間、岐阜公園に『麒麟がくる』の大河ドラマ館が開館しています。
岐阜公園と岐阜城一体を『稲葉山ゾーン』とし、それぞれの地域を斎藤道三、織田信長、明智光秀に分けているのですが、明智光秀ゾーンにあるのが、大河ドラマ館です。
ドラマ館の中では、撮影で実際に使用した衣装や小道具、歴史的な展示物を見る事ができます。
また、ドラマのセットを忠実に再現した、迫力満点の『体感 道三の館』では、ドラマの登場者の気分になって、写真撮影をするのも楽しいですよ!
日本三大仏の1つ、岐阜大仏
岐阜公園から、少し南へ歩いていったところにあるのが、奈良の大仏、鎌倉の大仏と並ぶ、日本三大仏のひとつ、岐阜大仏です。
岐阜大仏は『正法寺』というお寺の中にあります。
堂の高さが25.15メートル、廻りが19.39メートルという、なかなか大きな坐像です。
胎内には、薬師如来さまが祀られています。
木材で骨格を組み、その周りを竹材と粘土で固め、その上に糊で漆を塗ってから乾かして、さらに金箔をはっており、乾漆仏としては日本一の大きさです。1832年に取りかかり、完成までには、実に38年掛かったのこと!
岐阜大仏を訪れた記念にもなるので、ご朱印帳を忘れずに持って行きましょう!
長良川の鵜飼
岐阜城の下を流れる長良川。
なんと言っても、ここは鵜飼が有名です。
鵜飼の歴史
その歴史は大変古く、古墳時代にはすでに鵜飼が行われていたと考えられています。
岐阜県では、7世紀ごろから鵜飼が行われていたようですが、鵜飼を魚を取る目的だけではなく、人々に見せるという手法を始めたのは、織田信長だと言われています。
嫡男、信忠が武田信玄の娘・松姫と婚約した際には、その使者を鵜飼を見せておもてなししたそうですね。
江戸時代には、家康も息子の秀忠と一緒に鵜飼を観覧に訪れていますし、その後も将軍家から、さまざまな保護を受け、長良川の鵜飼は発展しました。
さらには、明治時代になると、宮内庁の御猟場という安定した地位を獲得してます。
鵜飼と鵜匠
鵜飼は誰でもができるものではありません。
長良川で鵜飼をする鵜匠は、宮内庁の式部職に就いていて、鵜匠に任命されています。現在、鵜匠に任命されているのは、たった6人です。
また、鵜匠の仕事は、世襲制で、男性しかなることができません。
1家でひとりしか就けないので、先代の父が引退した後、その息子が跡を継ぎます。
鵜を操る鵜匠、同時にいくつもの動作を行わなければならないのですが、手縄さばきの動作などは、まるで神業のようです!鵜との信頼関係も、とてもしっかりしていて、まるで家族みたいですね。
鵜飼はいつ見れるの
毎年5月11日から、10月15日までの飼育期間中の毎晩、鵜飼は行われます。
近くの川岸からも見る事が出来ますが、一番のおススメは、やはり観覧船に乗ってすぐそばで見ることです。
観覧船は、大体19時前後に出発しますが、鵜飼自体は20時少し前に始まります。時間は大体30~40分です。
長良川温泉で宿泊しよう
せっかく岐阜に来たら、岐阜城周辺でゆっくり1泊してみませんか?
長良川の両側には、7件の旅館・ホテルがあり、『長良川温泉』を楽しむことが出来ます。
この『長良川温泉は』、「にっぽんの温泉100選」にも選ばれており、源泉は無色ですが、大気に触れると赤い濁り湯に変わるという特徴があります。
宿泊して、朝のすがすがしい空気の中で、岐阜公園を散歩するのも気持ち良いですよ。
また、ホテルの庭からは、鵜飼を楽しめるところもあります。
長良川温泉の7つの旅館・ホテル
- 岐阜グランドホテル
- 鵜匠の家 すぎやま
- 長良川観光ホテル 石金(無料足湯あり)
- 都ホテル 岐阜長良川
- ホテルパーク
- 料理旅館 きんか
- 十八楼 (無料手湯あり)
まとめ
岐阜城のその周辺の観光地、いかがでしたでしょうか。
岐阜で1番人気の岐阜城だけでなく、岐阜大仏や鵜飼など、じっくり観光に行きたい場所です。
歴史好きにとっても、とても興味深い土地ですね。
是非、一泊して、ゆっくり岐阜の良さを味わってみてください。
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