大相撲を観戦しよう!番付とは?歴史や基本情報を詳しく解説! | いつかは素敵な通訳ガイド

大相撲を観戦しよう!番付とは?歴史や基本情報を詳しく解説!

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シルビー
シルビー

2020年の大相撲7月場所、面白かったわね~!

ペッチー
ペッチー

うん、照ノ富士の復活優勝、感動だったね!15日間のドラマを楽しんだよ!

大相撲2020年、7月場所!
コロナのせいで、ひとつ前の5月場所は中止、7月場所も観客を4分の1ほどに減らしておこなわれましたが、元大関の照ノ富士が、数々の記録を塗り替える奇跡の復活優勝を飾り、感動の嵐をおこして場所は終了しました。

年に6回開催される大相撲!日本の代表的なスポーツというものの、最近は訪日外国人にも大人気で、なかなかチケットが取れなくなってきている程です。
※残念ながら、大相撲は正式な日本の国技(national sport)ではありません。

お客様を大相撲の観戦にご案内する機会も多くなるかもしれません。
独特の雰囲気のある会場は、そこにいるだけでも楽しいですが、大相撲の基本を分かってから見ると更に楽しさがアップするので、出来るだけ詳しく説明してあげましょう。

番付(ばんつけ)とは何?

今では、様々なものが○○番付と呼ばれ利用されることもありますが、これは元々、力士の順位をあらわす表でした。

相撲観戦が大衆の娯楽となった江戸時代から使われ、大相撲に出場する力士の名前と序列が書かれていたのですね。

東西に分かれて書かれ、ほぼ同じ格の力士が対称の位置に書かれます。
よく西の横綱、とか東の横綱って言われますよね。
厳密に言えば、東の方が格上となります。

番付は、本場所の成績によって毎回変わります。そのため、場所ごとに力士の地位は変わってくるのですね。

では、どのように分かれているのでしょうか?

出典:kou2さんによる写真ACからの写真

大相撲の番付け

大相撲の番付は、幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口、番付外に分かれ、十両以上が関取と呼ばれます。

幕内は、上から、横綱、大関、関脇、小結、前頭となり、全員で42名です
その下の十両は28名、幕下が120名、三段目が200名と続きます。
序二段、序ノ口、番付外は特に人数は決まっていません。

シルビー
シルビー

照ノ富士は、大関から陥落して、序二段からやり直したんだよね。

ペッチー
ペッチー

そう、それで、やっとのことで幕内に戻った最初の場所で、優勝したから、本当にすごい事なんだよ。

ちなみに、番付は横綱不在でも構わないのですが、東西の大関の名前は絶対に必要となります。
そのため、大関不在の時は、横綱が大関を兼任します。

今でこそ、横綱が一番強いのは周知の事実ですが、実は江戸時代には、一番強かったのは、大関でした。
横綱はいるにはいたのですが、地位ではなく、白麻で編んだ太いしめ縄を締めることが許された大関のことだったそう。
この綱の名前が『横綱』だったのですね。

地位としての横綱が出来たのは、明治時代で、最初の横綱は谷風と小野町という力士でした。

谷風
出典:raining_photoさんによる写真ACからの写真 

場所とはなに?

相撲には、大相撲とアマチュア相撲があります。
日本相撲協会が主催する、プロの力士による、神事としての意味合いも強い相撲が大相撲です。

出典:Diamondtears さんによる写真ACからの写真 

大相撲の本場所

大相撲の公式戦は、『本場所』と呼ばれるもので、年6回行われます。
奇数月に行われ、1、5、9月は東京両国国技館で、3月は大阪、7月は愛知、11月は福岡が会場となります。

本場所は15日間ありますが、十両以上の関取りは1日1番で15番なのに対し、十両以下は、1日目から13日目までの奇数日に1番で計7番の相撲を取ります。

幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口での、それぞれの優勝が決まります。
優勝以外にも、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3賞があります。

地方巡業

本場所が行われない偶数月は、地方巡業が不定期に行われます
力士同士の取り組みだけではなく、握手会やサイン会も開かれ、ファンと近くで触れ合ってもらえます。一緒に写真を撮影してもらうことも出来ますよ。

基本的には、病気・怪我等でないかぎり、十両以上の力士は全員参加となっているので、憧れの力士を近くで見ることが出来る良い機会です!

初切(しょっきり)と呼ばれるパフォーマンスでは、2人の力士が禁じ手や珍しい決まり手を、おもしろおかしく紹介してくれるので大人気となっています。

地方巡業が行われる場所は、毎年変わります。
日本相撲協会のホームページで詳しい日程が載っています。

日本相撲協会 巡業

大相撲の歴史

日本の代表的なスポーツと言われる相撲。
その歴史は古く、神話の時代にまでさかのぼります。

神話の時代からある相撲

日本書記には、天皇の前で行われた”宿禰(すくね)”と”蹶速(けはや)”の話が残っています。

当麻(とうま)蹶速は、大和国(奈良)にいた、非常に強い男で有名でしたが、その話を聞いた垂仁天皇が、出雲国の宿禰を呼びよせ、二人を戦わせました。
蹶速は、この試合で亡くなってしまいますが、後に宿禰と共に相撲の神様と言われ、奈良は相撲発祥の地とされています。

奈良の『けはや座』

当麻蹶速を顕彰するために、平成2年に建てられた、奈良の葛城市にある『けはや座』では、本場所と同じサイズの土俵にあがったり、相撲に関する12,000点にものぼる資料を見たりすることが出来ます。

その後、相撲は、農作物の収穫を占う、祭りの儀式として行われるようになり、やがて宮廷の行事として続くことになっていくのです。

戦国時代~江戸時代

戦国時代には、武士の訓練の一貫として、相撲が行われることとなりました。

シルビー
シルビー

織田信長もすごく相撲が好き、って聞いたことがあるわ!

ペッチー
ペッチー

自ら相撲を取ることもあったみたいだね。強い力士は、家臣として召し抱えられたんだって。

江戸時代になると、大衆の娯楽として興行されるようになり、相撲が職業として認められるようになりました。

相撲の人気は序々に広がり、今の大相撲に近い形になってきたのです。
大相撲史上最強と言われる、雷電為右衛門は大人気で、後世に名を残すこととなりました。

雷電為右衛門
出典:松波庄九郎さんによる写真ACからの写真 

大相撲のあれこれ

力士の化粧まわし

試合前に、関取衆が全員で土俵の上にあがることを土俵入りといいます。
その時に、力士が美しい刺繍などが施されたエプロンのようなものつけています。これが化粧まわしですね。

西陣織などの超高級品もあり、元々は藩がおかかえの力士に送っていたことから始まったのですが、現在は後援会などが力士の昇進を祝って送ることがおおくなりました。

時代と共に、化粧まわしの柄も、色々変わってきました。くまもんやアニメのキャラクターなどもあり、よく見てみると、とても興味深いですよ!

大相撲の中継

大相撲の中継は、現在のところ、NHKのみで行われています。
解説には、アナウンサーと共に親方などが呼ばれますので、聞いていてもとても面白いですね。

元大関の舞の海さんは名解説としてとても人気がありますし、最近では、元横綱稀勢の里も荒磯親方となって、解説に呼ばれることもありますが、なかなかの人気です。

大相撲の中継で面白いのは、ぴったり6時に終わるようになっていること。
試合時間が決まっているわけではないのに、時間通りに中継を終われるのはすごいですね。
他のスポーツでは、なかなか考えられないことではないでしょうか。

大相撲の会場と座席

土俵を囲んで、ぐるっと張り巡らされた観覧席。
タマリ席、マス席、イス席の3つの種類に分かれます。

タマリ席は、審判席のすぐ後ろの座布団席です。
東西南北で、約500席あります。
砂が飛んでくるほど近いので、『砂かぶり席』とも呼ばれます。

目の前で取組が見れますので、かなりの迫力がありますが、力士が落ちてくることもあり、気をつけなくてはいけません。
飲食やカメラ撮影は禁止されています。

マス席は、鉄パイプで区画ごとに区切られたスペース(マス)に座布団が敷かれた席です。
靴を脱いであがりますが、写真撮影や飲食も楽しめる席です。

4人用のマス席が多いですが、2人や6人用のマス席もあります。

イス席は、2階の席になります。少し離れてはいますが、上から見渡せるので、また違った景色が見れて面白いです。
料金もイス席が比較的リーズナブルです。

チケットを購入するには

チケットは、日本相撲協会公式のチケット販売サイト、『チケット大相撲』のサイトで購入しましょう。
購入方法等も詳しく書かれています。

チケット大相撲

チケットぴあ等でも、大相撲のチケットを購入することは可能ですが、種類も少なかったりするので、チケット大相撲で購入した方が良さそうです。

インターネット以外では、チケット大相撲の予約専用(0570-02-9310)でも、予約が可能です。10:00~18:00です。
ただし、タマリ席は、タマリ席専用ダイヤルがありますので気をつけてくださいね(0570-02-9933)。

まとめ

大相撲、いかがでしたでしょうか。

もはや外国でも大人気となった相撲!外国からのお客様がいらした際は、日本の伝統スポーツとして、ぜひ紹介したいですね。

ここでは、大相撲の歴史や番付け、場所といった基本的なことについて書きました。

お気に入りの力士を見つけて応援するのもまた楽しいですよ。

是非、相撲ファンになって、場所を見に行ってみてくださいね。

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