今回は、2013年7月に行ったアイルランドのレポートをしますよ!
機会があれば、ぜひゆっくり訪れてみたいなぁ!
今回のアイルランドは6日間の旅。直行便は出ていないので、乗り継ぎをするため、実質観光できるのは、2日半です。
このツアーで訪れた観光地はこちら!
- クロンマクノイズ
- ゴールウェイ
- バレン高原
- モハーの段崖
- アデア村
- ダブリン
- アヴォカ村
アイルランドはどんな国?
アイルランドと聞いてどんな国を想像しますか?
緑が多くて、ビールがおいしくて、妖精に会える国?
日本と同じ島国で、イギリスの北にある国というくらいは知っていても、なかなかイメージがわかないですね。
少し、アイルランドについて勉強してみましょう!
正式国名:アイルランド(Ireland)またはアイルランド共和国
首都:ダブリン
人口:490.4万人 (福岡県の人口くらい)
面積:70,273km2 (北海道が83,457km2)
言語:ケール語/英語
通貨:ユーロ
アイルランドの気候と観光に適した時期
アイルランドは、高緯度にもかかわらず、平均気温が5~15℃と温暖な気候で、とても過ごしやすい国です。異常気象や天災もほぼありません。夏の平均気温は14~16℃、冬は4~7℃です。最高気温が30℃を超えることはほとんどないため、夏でも涼しく過ごせます。
雪が降ることはほぼないのですが、雨がよく降るため、服装には注意が必要です。
アイルランドの観光に一番適しているのは、日照時間が長く温かい5月~9月です。日没が10時近くとなる7月頃はたっぷりと遊べますし、さらに日本の夏のように暑すぎることもありません。
アイルランドの治安はヨーロッパの中では安全な方
アイルランドは、ヨーロッパの中でも最も安全な国と言われるほどで治安も良く安心して旅を楽しめる国です。さまざまな団体が発表する安全度ランキングでも上位に位置し、サイトによっては日本より安全と言われるくらいです。
とは言え、もちろんどこの国でもそうですが、旅行者としては危険と言われるエリアには近づかないようにすることが大切です。人通りが多い場所では、スリに合わないように荷物に気を付ける、人通りが少ない場所では周りに気を付けるといった注意は必要です。
アイルランドのケルト文化
アイルランドを語る上で絶対外せないのがケルト(Celt)文化。ヨーロッパの源流とも言われていて、数々の伝説や神話があります。ケルト人は国を持たず様々な民族と接触しまじりあったため、純粋なケルト人による国家は存在しませんが、アイルランドはケルト文化が多く残る土地です。
ケルト人は元々は文字を持たない民族だったため、分かっていないことも多いのですが、精巧な金細工などケルト人が作ったものが今でも残っていて発展した民族であったと考えられてえいます。ケルト人とは、ケルト語派の言語を話す人のことを言いますが、ケルト語を話す人は現在ではどんどん減ってきています。
ケルト文化で有名なのは、ケルト音楽です。アイルランドの伝統的な楽器で今なお奏でられているケルト音楽はどこか懐かしく感じるメロディで世界中で愛されています。代表的な楽器にはmアイリッシュハープ・アイリッシュフルート・フィドルなどがあります。
アイルランドの国花はクローバー(シャムロック)
アイルランドのマークでよく見かけるのがアイルランドクローバー「シャムロック(shamrock)」☘!三つ葉のクローバーのことで、アイルランドの国花にも指定されている花ですね♪シャムロックとはアイルランド語で若い牧草という意味があります。
シャムロックがアイルランドのシンボルになったのは、アイルランドの守護聖人・聖パトリックがキリスト教をアイルランドの人に説明するために使ったからと言われていて、3枚の葉をそれぞれ父と子と精霊にたとえたのだそう。
関西空港からエミレーツ航空でダブリン空港へ
それでは早速、アイルランドに向けて旅立ちましょう!
エミレーツ航空を利用して飛行機はドバイで乗り換え
日本からアイルランドへの直行便はないため、どこかの空港を経由することとなります。大阪からの場合は、エミレーツ航空に乗ってまずはドバイに向かいます。
エミレーツ航空はツアーで使うことも多いので、ついにゴールドカードになれました!エミレーツ航空には「ブルー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4つの会員ランクがあり、それぞれのランクで特典を受けることができます。
「シルバー」会員以上の嬉しい特典は、ドバイ空港での待ち時間に、空港ラウンジで過ごせること!ちなみに、ゴールド会員だと、日本出発時も、「サクララウンジ」が使えるんですよ!
ドバイ空港のビジネスクラスラウンジは、とっても豪華!!
軽食やスイーツ、おつまみが用意されているのはもちろんのこと、ドリンクメニューも豊富で、バーカウンターではお酒も飲むことも!他にもアイスクリームバーがあったり、コーヒーカウンターで淹れたてのコーヒーを作ってもらえたり!もちろん、全部無料です!個人旅行で訪れた際は、ゆっくり過ごせますね♪
他にも、シルバー会員以上になると、ボーナスマイルがもらえたり、受託手荷物許容量が増えたり、事前の座席指定が無料で出来たり、優先登場手続きをしてもらえたり、とにかく特典がいっぱい!
シルバー会員になるためには、1年に2回くらいエミレーツ航空を往復利用しなくてはいけませんが、マイレージ会員になっておくのは無料なので、利用する前には必ず作っておきましょう!
乗り換えて、アイルランドの首都ダブリンへ!
さて、ドバイ空港でゆっくり過ごした後は、乗り換えていよいよアイルランドの首都、ダブリンへ!
大阪からドバイまでが約11時間。ドバイからダブリンまで約8時間!!長い旅お疲れ様でした~!!
着いたらすぐホテルでお休み♪
クロンマクノイズの修道院跡
翌日1番に訪ねたのは、クロンマクノイズ(Clonmacnoise)!
ここはアイルランドの中部にあるアスローンという町の近くにある修道院跡。
6世紀半ばに建てられた教会で、7世紀から13世紀までのあいだ、初期キリスト教の中心地として栄えた場所なんですね。
16世紀には、英国軍によって破壊されてしまったのですが、現在でも、大聖堂、9つの教会、2つの塔、3つのケルト十字といった遺跡が残っています。
まずは、展示エリアに入ってみましょう。
オリジナルのハイクロスは展示エリアに
アイルランドの十字架は、柱頭の十字を「円環」で繋いだ特徴があるか「ケルト十字架」と呼ばれるもので、ほとんどが屋外に建てられています。
人より高いものもあるので、ハイクロスと呼ばれているのですね。
クロンマクノイズでも、元々は外にあったハイクロスですが、保存するために、今は展示エリアの中に置かれています。外にあるハイクロスはレプリカです。
聖書の十字架
高さ4メートルの、ハイクロスの中でも、とっても美しいもので、クレア砂岩に彫られています。十字架の表面は、パネルになっていて、キリストの一生のシーンが描かれています。
サウスクロス
9世紀頃の作品と言われていて、キリストの磔のシーンが描かれています。
ノースクロス
3つの現存する十字架の中で一番古く、石灰岩のシャフトと砂岩の土台だけが残っています。装飾は、ケルトの狩猟と豊饒の神であるシャフトが描かれています。
王の埋葬地であったクロンマクノイズ
クロンマクノイズは、タラ王やコンノート王といった、東西の高貴な王の埋葬地であり、アイルランド最後の王、ロリーオコナー(Ruairí ÓConchúir)も10世紀に大聖堂に埋葬されています。
7つの教会の1つ、大聖堂
クロンマクノイズ最大の教会で、909年頃に建てられました。西の出入り口は最近修復されたばかりで、ささやきのアーチと呼ばれる北の出入口は15世紀半ばに修復されています。
現在、教会内で見られる墓のほとんどは、17世紀半ばに大聖堂を再建したコグラン家のものです。
フィンギン教会とマッカーシーの塔
12世紀に造られたロマネスク教会と丸い塔です。
クロンマクノイズ修道院の場所
クロンマクノイズ修道院は、シャノン川のほとりののどかな場所にあります。ここは、アイルランド中部を通る東西の主要な陸路が、南北を流れるシャノン川と交差する重要な場所でした。
アイルランドで4番目に大きいケルト文化が残るゴールウェイの町
次に訪れたのは、アイルランドで4番目に大きなゴールウェイ(Galway)の町。アイルランド西部の都市で、ケルトの文化が色濃い町です。まずは地元の人にも大人気のハイ・ストリートに行ってみましょう!ストリートミュージックやパフォーマンス、そしてアイルランドの伝統音楽(ケルト音楽)などでいつも盛り上がっています。
アイルランドに現存する一番大きな教会、聖ニコラス教会
旧市街の中心にあるアイルランド教会の聖ニコラス教会はアイルランドに現存する一番大きな中世の教会。
1320年に建てられ、その後200年に渡って増築されました。
アイルランド名物の昼食
アイルランドの名物ってなんでしょう?飲み物なら、黒ビールのギネスがありますね。
お食事は、素朴なものが多いです。こちらは、牛肉を使ったギネスシチュー。ギネスビールで煮込んでいるので、お肉が柔らかくて美味しいです!お野菜たっぷりなのも嬉しいですね。
今回、お食事をいただいた場所は、夜はライブ会場になる場所みたいで、ケルトの歌を歌っていただきました!
巨人のテーブル/バレン高原
バレンというのは、不毛の地という意味なんですが、たしかにだだっ広い高原が延々と広がる感じ。標高は300mくらいで、カルスト台地なんだって。
可愛らしいお花などは見る事が出来ますし、珍しい野生動物もいるので、自然の宝庫とも呼ばれているところ。
そんなバレン高原の中には、数々の遺跡があるのですが、有名なのが、『巨人のテーブル』と呼ばれている岩!ほんと大きいですねえ!いったい誰が何のために、ここに石を置いたのでしょう。
この遺跡が作られたのは、紀元前、約3800年~3200年ごろとされています。どうやらお墓、だったみたいですね。
破滅の崖?!絶景のモハーの断崖
バレン高原の南東端にある、モハーの断崖。アイルランド語では、『破滅の崖』って意味になるらしいです。
崖の一番高いところ(オブライエン塔)は、海から214mもあるそう。アイルランドでは有名な素晴らしい眺望を眺められる場所で、晴れた日には海の向こうに、アラン諸島を見る事が出来るらしいんだけれど、あいにくの曇り・・・
オブライエン塔は、円形の石造りの塔で、1835年に観光客の為に建てられたそうです。
アイルランドで最も美しい村と言われる「アデア村」
次に向かったのは、『アデア(adare)村』。
ここは、茅葺屋根の可愛い家が並んでいて、アイルランドで最も美しい村と言われています。
19世紀の雰囲気が残る町並みが良いですね!
レストランやショップになっている建物もありますよ。
花も咲いていて、綺麗ですねえ。
のんびり散策やショッピングを楽しみましょう!
本日の昼食は、イギリス名物のフィッシュ&チップス!
白身魚のフライとポテトなんですが、アイルランドでも有名です!
首都ダブリンへ
さて、最後は首都ダブリンに戻ってきました!ダブリンは政治、経済、文化の中心で、国内人口の約35%にあたる約120万人が住む大都市です。
ダブリンという名前には、「黒い水たまり」という意味があります。
街中には歴史を感じさせる建築物や美術館、博物館が多くあります。
アイルランド最古のトリニティカレッジ
ダブリンで最初に訪れたのは、『トリニティカレッジ図書館』です。
ただの図書館じゃないですよ。
アイルランドに現存する最古の国立大学の中にある図書館で、なんとも重厚で素晴らしい雰囲気!
トリニティカレッジの中では、アイルランドの国宝、『ケルズの書』も見ることができます。
『世界でもっとも美しい大学図書館』とも言われているそうで、1712年から約20年掛けて建てられたんだそうです。
聖パトリック大聖堂
ダブリンの聖パトリック大聖堂は1191年に創設されました。
現在は、アイルランド国教会の管轄で、ダブリンに2つある国教会の大聖堂のうち大きいほうです。アイルランド島全体でも、最大の教会です。
ダブリンでの食事
お昼は再び、シチューです。夜は、サーモン。
やっぱり、ポテトは形を変えて必ず出てきますね・・・
妖精が出てきそうな可愛い村、アヴォカ村
最後に訪れたのは、アヴォカ村!ここも、妖精が出てきそうな、とっても可愛い村ですね!
小さな町ですが、実はアヴォカ村は世界でも有名なものがあります。
それは毛織物!!1723年に、アヴォカ村でスタートした『AVOCA』は、今ではとっても注目されているブランドとなりました。
上質な毛糸でつくられたカラフルな毛織物は、英国王室にも愛されていて、また今は世界中で人気を集めているんだそう!
手織り作業の『工場見学ツアー』も出来ますよ♪
日本でも、最近、人気が出てきているんですよ。
気になった方はチェックしてみてね。
まとめ
アイルランドの旅、いかがでしたでしょうか。
素晴らしい景観とケルト文化の融合した国!!
とっても可愛いらしい町も多く、ゆっくりとまた訪れたいところですね。
今回ご紹介したアイルランドの観光地はこちら
- クロンマクノイズ
- ゴールウェイ(ケルト文化が色濃く残るアイルランド4番目の都市)
- バレン高原(巨人のテーブル)
- モハーの段壁
- アデア村
- 首都ダブリン
- アヴォカ村
おススメは、花の綺麗な初夏です。遠いようですが、イギリスから飛行機で1時間程!!ぜひ、一度訪れてみてくださいね~!
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