
添乗員の私が、今回は、オーストラリアの旅をお伝えするわよ!

暖かい南の楽園、っていうイメージがあるよね!楽しみだなぁ♪
オーストラリアには4回、すべて同じツアーで行きました。6日間という短い期間で、ゴールドコーストとシドニーを巡る定番のコースです。
ツアータイトルも『はじめてのオーストラリア』で、本当にオーストラリアが初めての行く初心者向きコースです。オーストラリアがどんな国か知るには最適のコースですね!短い期間でたっぷり2つの都市を満喫できるので、忙しくて長い休みが取れない人にもぴったりの旅程です。
オーストラリアには日本と同じように四季がありますが、南半球のため、季節は日本と逆。色々な季節を体験出来たのは、良かったです♪
それでは早速、オーストラリア最大の観光保養地「ゴールドコースト」とオーストラリア最大都市か「シドニー」に向けて出発!
オーストラリアまでは、ジェットスターで
ジェットスター航空はLCC
関西空港から、まずはゴールドコーストまで、ジェットスター航空を利用します。
関西空港 20:20発 ⇒ ゴールドコースト 6:25発
約9時間の空の旅です。時差は、マイナス1時間!
ジェットスター航空はLCC(Low Cost Carrier)、つまり格安航空会社なので、運賃自体が低価格になっている分、無料サービスなどは廃止されています。
空の旅の楽しみの1つ、機内食も有料です。
でも、ツアーだから、ちゃんとPACKサービス(機内食、ソフトドリンク、ブランケットなど)が含まれていました。良かった良かった!
検査の厳しいゴールドコースト空港
オーストラリアの空港についたら、入国審査と税関での申告があります。
入国審査も緊張しますが、もっとドキドキするのが税関!
オーストラリアやニュージーランドは島国なので、税関がとっても厳しいのです。
シルビーはお客様に、必ず持って来られたすべての食品・薬などを申告してもらうように何度も案内していました。申告を忘れて、税関で食品などが見つかると高い罰金が科せられます。
実際に、別の添乗員さんのお話ですが、関西空港で買ったオレンジを申告し忘れてて、2,3万円の罰金を科せられたお客様がいたという話を聞いたことがあります。十分気をつけてくださいね。
観光名所いっぱいのゴールドコースト
オーストラリア国内で使用できる、
オーストラリアポケットWiFiルーター【オージーデータ】
では、まずはゴールドコーストの場所をチェックしましょう!オーストラリア南西部にあり、一年を通して比較的過ごしやすく、冬でも平均最高気温は20℃を超えます。ただし、日中と日没後の気温差は激しいので、必ず羽織るものは用意してくださいね!
観光のベストシーズンは、春になる9月から11月。日中の平均基本は25度前後で、一年で最も過ごしやすい時期です。海に入るにはまだ少し寒いかもしれませんが、ビーチの観光には良い時期です。
ゴールドコーストと言えば、まずはビーチ!美しい砂浜がどこまでも続くということで有名です。
とっても暑いと想像していましたが、到着した時はあいにくの曇り。
でも、オーストラリアは紫外線が強いので、曇りくらいがちょうど良いのです。
州境のあるポイントデンジャー
最初に向かったのが、クーランガッタという町の丘の上にあるポイントデンジャー(Point Danger)。
ここには、キャプテンクックが来たことがあるんだけれど、一晩で船が流されていて座礁しかけたため、危険な場所ということで、ポイントデンジャーという名前がついたそう。
ここの展望台なのですが、下のタイルが色分けされているのが分かりますか?
実は、これ、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の州境なのです。
日本だと、ああ、県境なんだな、ってなるくらいなんですが、実はオーストラリアでは、夏時間を使用している州としていない州があり、夏の間は、ここで1時間の違いが出てくるんです。
向かって左側が夏時間を採用していないクイーンズランド州。右側が採用しているニューサウスウェールズ州です。


サーファーが集まる、サーファーズパラダイス
気候にも、波にも恵まれているということで、世界中のサーファーたちから愛されているサーファーズパラダイス。

42kmも砂浜が続きます。ゴールドコーストの中でも、一番賑やかな場所で、ビーチ沿いには多くのホテルなどが立ち並んでいます。


コアラを抱っこできるパラダイスカントリー
ゴールドコーストの魅力はビーチだけではありません。テーマパークで遊んだり、雨林や滝を楽しんだりすることもできます。
私たちが今回訪れたテーマパークが、パラダイスカントリー。
ここは、オーストラリアの伝統的な「牧場」がテーマで、羊の毛刈りを見たり、カウボーイのブーメラン投げなどを楽しめますが、何と言っても一番の楽しみはコアラの抱っこ!


せっかくオーストラリアに行ったら、是非コアラの抱っこをして写真を撮ってみたいですよね。でも、現在、コアラの抱っこが出来る動物園は限られていて、オーストラリアの中でも、クイーンズランド州、南オーストラリア州、西オーストラリア州だけとなります。
ここでは、その貴重な、コアラ抱っこが出来るので嬉しいですね!








農場の動物たちとのふれあえます!


自然の中をお散歩:スプリングブルック国立公園
スプリングブルック国立公園は、幻想的な森で、自然豊かな観光スポット!夜に行くと、珍しい土ボタルを見る事も出来るんです!
1994年には、『オーストラリアのゴンドワナ多雨林群』として世界自然遺産にも登録されています。森林の中では、カラフルな鳥類を見たり、滝を見たりすることも!また、展望所からは、ナンキョクブナの森や、ゴールドコーストのビル群や、海も見渡すことができます!
今回は、昼間に訪れたのですが、霧がかかっていてとても幻想的でした。森とは言え、ウォーキングトラックが整備されているので、普段の靴でも行けるので安心です。






ロータリー展望台(マウントタンボリン)
途中で立ち寄ったマウントタンボリンのロータリー展望台からは、素晴らしい景色が見渡せます。


ギャラリーウォーク(Gallery Walk)の散策
マウントタンボリンの近くにある小さな町、ギャラリーウォーク。
ここは、500メートルの長さの道に、30ほどの店が並んでいます。
雑貨店やカフェ、レストランなど、とっても可愛いですね!



ゴールドコーストからシドニーへ
2泊ゴールドコーストに滞在した後、オーストラリア南東部、タスマン海に面するニューサウスウェールズ州の州都、シドニーへ移動します。
今回の移動もジェットスター航空で。
オーストラリアは広い国なので、国内でも時差があり、3つの時間帯に別れますが、ゴールドコーストとシドニーはどちらも東側にあるので、この2つの都市間には時差はありません。
ゴールドコーストからシドニーまでの飛行時間は約1時間半。東京から大阪までの飛行時間くらいですね。乗ったと思ったらすぐに到着です。ただ、やはり飛行機なので、手荷物検査などの時間を考えると移動に半日はかかってしまいます。
今回は、早朝にホテルを出発し、ジェットスターJQ405便ゴールドコースト8:55発に乗り、シドニーには10:25に到着しました。
オーストラリア最大都市、シドニー
シドニーは、オーストラリア最大の都市!そこで、オーストラリアの首都と間違えられてしまうことも多いのですが、首都はキャンベラです。
のんびりとしていたゴールドコーストと比べると、都会に来た!という感じがします。


シドニーに到着して、最初に向かったのが、ランドマークとも言えるシドニーオペラハウス!
世界遺産にも登録されているシドニーオペラハウス
変わった屋根の形が特徴的なシドニーオペラハウス。世界的に有名な「歌劇場・コンサートホール・劇場」で、2007年に世界文化遺産に登録されました。世界遺産に登録された建造物の中でも、最も建造年が新しく、20世紀を代表する近代建築の1つです。
1973年に開業したオペラハウス内には、大小5つの劇場があり、年間約1,600公演が開催され、毎年1,000万人以上が訪れる観光名所となっています。
機会があれば是非、観劇してみたかったのですが、時間が限られたツアーでは、外から写真を撮るだけというのがつらいですね・・・
オペラハウスの全景を撮るなら対岸から
さて、まずは、対岸から、オペラハウスを眺めてみましょう!
そこで向かったのが、「ロイヤル・ボタニック・ガーデン」。
とっても美しいこの公園からは、オペラハウスと一緒にハーバーブリッジも写真に収めることが出来て、シドニーらしい記念すべき1枚が撮れます!夜景スポットとしても有名な場所なんですよ♪


ミセス マッコリーズ夫人の椅子
公園の裏側にまわると、ここにも有名な観光場所があります。それが、ミセス マッコリーズ夫人の椅子。イスっていうから、どんなイスなんだろう?って思っていたら、石のイスなんですね。
ニューサウスウェールズ州の第5総督だったマッコリーズさんと一緒にオーストラリアにやってきた奥さま。マッコリーズさんが忙しさのあまりに構ってあげられず、ホームシックになってしまった奥さまに作ってあげた椅子だそうです。と言っても、自分で造ったのではなくて、囚人に造らせた・・・らしいんですけれどね。


オペラハウスに到着
では、いよいよオペラハウスへ!
斬新で独創的なこのデザインは、デンマークの建築家ヨーン・ウォッツオンさんによるもの。当時、世界中から233件の応募があった中で選ばれたのですが、あまりの複雑さからデザインの変更が行われたりして、最終的に完成まで16年も掛かってしまったんですって!






シドニータワーで夕食を!
この日の夕食はシドニータワーにて。
300mちょっとなので、東京タワーより少し低いくらい。
それでも、シドニーの街がよく見渡せます。
メニューはバイキング!
なんとカンガルーの肉やクロコダイルのソーセージもありました



マイナスインたっぷりのブルーマウンテンへ
翌日は朝から郊外のブルーマウンテン(Blue Mountains)国立公園へ!
ブルーマウンテンって、どっかで聞いたことのあるような・・・
そう、コーヒーの名前であるよね!でも、違った・・・
それは、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈で採れるコーヒーのことでした。
オーストラリアのブルーマウンテンは、国立公園に指定されていて、100万ヘクタールにおよぶ高木の森の中には、砂岩の断崖や、渓谷、滝が点在しています。
2000年には世界自然遺産にも登録されました。
ユーカリの木も多く、マイナスイオンがたっぷりです。
ユーカリの木は、気温が上がると葉から脂分が蒸発するのですが、その油分がこの一帯を青く見せるため、ブルーマウンテンという名がついたそうです。
トロッコ列車で渓谷の下へ
到着したのは、シーニック・ワールド!
シーニック・ワールドでは、トロッコ列車と、シーニック・スカイウェイ、そして、シーニック・ケーブルウェイに乗ることができます
まずは、トロッコ列車で渓谷の下に。
このトロッコ列車、なんと傾斜角度が52度もあり、ギネスブックにも登録されているんです!



しばらくユーカリの森の中をブッシュウォーク♪
マイナスイオンをたっぷり浴びたら、ケーブルウェイで上に。


悲しいお話の残るスリーシスターズ
バスでエコーポイントの展望台まで移動して、ここからスリーシスターズの写真を撮ります。
スリーシスターズとは、3つの岩のことなんだけれど、ここオーストラリアの原住民、アボリジニの間では、悲しい伝説が残っています。
種族の違う3兄弟に恋をしてしまった3姉妹。掟を破って3兄弟は3姉妹を村から連れ出そうとしますが、見つかって争いが起こってしまい、村の長老が3姉妹を隠そうと岩に変えてしまいます。争いが収まれば、元に戻るはずでしたが、長老も命を落としてしまい、3姉妹が元の姿に戻ることがなかった、とのことです。
切ない物語が残ってはいるものの、大自然の中の奇岩は見事な景観となっています。



シドニー湾のディナ―クルーズへ
オーストラリア最後の夜は、シドニー湾のディナ―クルーズを楽しみます!
シドニーは、夏時間を利用しているので、夜8時ごろまで日が高く、夜景にはまだまだ早い感じでした。
それでも、船から見えるシドニー市内の景色は最高!






一時間半のクルーズですが、フルコースのディナ―付きなので、ゆっくりしていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
夕食のメニューは、ステーキ、チキン、サーモンから好きなものを選べます。さすがオーストラリア!ボリュームが凄い!


まとめ
オーストラリア、いかがでしたでしょうか。
今回はオーストラリアのほんの一部、東部のゴールドコーストとシドニーに行ってきました。
他にも、オーストラリアにはエアーズロックや、グレートバリアリーフ、パースにメルボルンなど行きたい場所がいっぱいです!ゆっくり個人旅にも行けたら良いなぁ、と思っています。
どの季節に行っても良さそうですが、おススメは春から初夏。
花が咲き乱れる季節も素敵ですよ!
ただ、紫外線はとってもきついので気をつけてね!!





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