ボクはトルコのカッパドキアへ行ったら気球に乗ってみたいのだけどシルビーは乗ったことある?
もちろんあるわよ!一生の思い出になる最高のフライトだったわ!絶対におススメ♪でも、気球のツアーは天候に左右されてなかなか催行が難しいから2日以上の滞在の場合は何日か挑戦してみると良いわね。
カッパドキアの朝焼けを彩る数百の気球が空に浮かぶ幻想的な景色は、心に残る一生の宝物になること間違いなし!この壮大な風景を間近で体感できる気球ツアーですが、その実施は多くの条件に左右されます。
果たして、乗客を運ぶ気球が安全に飛び立つための条件とは?そしてツアー中止の確率はどれくらいなのでしょうか?
この記事では、そんなワクワクとドキドキを両立させるカッパドキアの気球ツアーに密着。予約方法から出発時間、催行条件、さらには値段に至るまで詳しくご紹介します。
また、気球ツアーの参加条件も書いておきますので、快適な空の旅を満喫するために必ず条件も読んでおきましょう。
最後に、気球ツアーの安全性とパイロットの重要性にも触れつつ、過去の事故や一生の記憶に残る絶景を前にした感動の瞬間を綴ります。
カッパドキアでの夢のような時間を過ごすために安全面もしっかり考えた上で参加しましょう♪
カッパドキアの気球ツアーとは
カッパドキアの気球ツアーの中止の確率とは
カッパドキアバルーンツアーの過去10年間の統計によると、1年間でフライトが出来るのはの280〜300日程度だそう。ただし、途中からでも風が吹くと中止になることを考えると実際には50%ちょっとだと思っておいた方が良いかもしれません。5月から11月のベストシーズンであればキャンセルになることは比較的少ないようですが、特に冬はキャンセルになる可能性は高くなるようです。
私自身が添乗員として案内した確率を考えると、やはり50%くらいの催行率だったと思います。お天気がとても良いので期待していたら風が強すぎ、または風が全くなく中止になったということもありました。ツアーだと1泊しかカッパドキアに滞在しないことも多いので、1回で乗れるととてもラッキーです。
気球ツアーの催行条件とは
気球ツアーは天候に大きく影響されるため、安全性を考慮してツアーが中止される場合があります。中止された場合は、再予約か全額払い戻しとなります。
カッパドキアは四季折々の気象条件があり、風や気象状態が気球の安全な運航に影響を与えることがあるため、事前の催行判断は難しいです。場合によっては、気球が空に上がる直前や途中で中止になることもあります。また、晴れているからと言って催行されるわけではありません。
気球が中止になる主な要因には次のようなものがあります。
風の強さ: 風速がある程度を超えると、気球の安全な飛行が難しくなります。強風の場合、ツアーは中止されることがあります。
悪天候: 雨や雷、霧などの悪天候も気球ツアーの中止の理由となります。これらの気象条件が飛行に安全でないと判断される場合、ツアーは中止されることがあります。
視界の悪化: 霧や濃霧が発生すると、視界が悪くなり、気球の安全な運航が難しくなります。これも中止の理由になります。
中止の確率は季節や天気の予測によって変動します。夏季は一般的に安定した天気で気球ツアーが頻繁に行われやすいですが、冬季は風や寒冷な気温が中止の要因となることが多々あります。
カッパドキアの気球ツアーの値段は
カッパドキアの気球の費用は、オペレーターや選択したパッケージ、飛行時間等によって異なります。2023年の標準的なフライトでは一人当たり135ドルから325ドルが一般的です。日本円だと22,000円~52,000円程度となりますね。
ツアーの所要時間はホテルを出発して帰ってくるまで約3時間ですが、実際の飛行時間は60分~90分が一般的です。
カッパドキア気球ツアーの準備と予定
カッパドキア気球ツアーの予約方法
パッケージツアーでカッパドキアに行く場合は、オプショナルツアーとして気球ツアーが販売されるのでツアーの申し込みの際、または旅の途中で直接旅行会社に申し込みます。
個人の場合は、現地に到着してからホテルのツアーデスクなどで申し込むことも可能ですが、日本語で申し込みたい場合はネットで事前予約しておくのが良いでしょう。
カッパドキアの気球ツアーを日本語で案内しているオプショナルツアー会社を紹介します。
また、現地の気球会社に直接申し込むことも可能です。現地に直接申し込む際はサイトにはユーロで表示されるのでその日のレートによっては値段が変わります。
カッパドキアバルーン…https://www.cappadociaballoontours.com/index.php
通常ツアー:240ユーロ(概算飛行時間50~60分)
デラックス-長時間ツアー: 330ユーロ(概算飛行時間90~100分)
気球ツアーの参加条件と制限
気球ツアーに参加するにはいくつか条件があります。気球の催行会社によって条件が若干違うので申し込む前にかならず条件をよく確認しましょう。
体重制限・・・気球の安全性とバランスを保つため、120kg以上の人は事前に連絡が必要
年齢制限・・・6歳から90歳まで(身長が110cm以上であること、心臓病など、特定の健康状態のある人には制限あり)
妊娠中・・・28週を過ぎている場合は不可(会社によっては妊娠中の方は全員不可のところも)
車いす・・・車いすでの利用は不可。1時間じっと立っていることが出来ないと不可
※気球の催行会社によって若干条件が違うので事前に確認が必要です。
気球ツアーの出発時間と飛び立つまでの流れ
カッパドキア気球乗船のお迎え時間は、通常午前4:00~4:30です。ツアー会社のバンが順番に参加者のホテルをまわるので宿泊先の場所によって時間が異なってきます。また、夏と冬で日の出の時間が変わるので、比較的夏の方が早いお迎え時間となります。
最初はまずツアー会社のオフィスへ向かいます。そこで朝食を食べながら、気球に乗る条件が整うまで待ちます。気球に乗るための出発地点は日によって違うので、スタッフが随時パイロットと連絡を取り合いながら場所を確認します。
カッパドキアでの熱気球ツアーは、時速10キロ以上の強風の場合、自動的にキャンセルされます。それ以外の場合でも、残念ながら待ってる間に風が強くなってくるとフライトの可否を決定する権限があるパイロットと民間航空総局によって中止が決定されることも。
天候不順によるフライトのキャンセルは、離陸前であればいつでパイロットが判断しても良いこととなっています。残念ですがその場合は諦めるしかありません。フライトがキャンセルされた場合、別の日にスケジュールを変更するか(空きがある場合)、全額払い戻しを受けることができます。
無事に催行が決定して気球の出発地点が決定するとオフィスからまたバンに乗って気球に乗る場所まで移動します。原っぱの真ん中で、巨大なファンによって気球に空気が送り込まれ膨らみ始めているのが見えてきます。プロパン・バーナーが空気を加熱し始めると気球は上昇し、バスケットが直立します。
気球が飛び立つ準備が出来るとバスケットに乗客が乗り込ます。バスケットは分割されていて、真ん中がプロパンボトルとパイロット用、残りが乗客用です。
カッパドキア気球ツアーの安全性と体験
カッパドキアの気球ツアーでの事故の話
「気球には乗ってみたいけれど事故の話を聞くとやっぱり怖くて・・・」と心配してしまいますよね。確かに風に流されていく気球ツアーは100%の安全保証をされた乗り物ではありません。
でも、100%の安全保証がされた乗り物ってそもそもないですよね。トルコ当局は安全を非常に重視していて厳しい制限を設けています。パイロットの教育は、飛行機のパイロットの訓練と同じくらい徹底していて、カッパドキアだけでも3つの教育センターがあります。コース期間は約15カ月。必要な証明書をすべて取得する頃には、パイロットは200時間以上飛行していることになります。
それでも気になる事故、一体どのくらいの件数の事故が過去に起こったのでしょうか。
1996年以来、トルコのカッパドキア上空には95万回熱気球が上がっていますが、そのうち9件の事故が起きています。過去10年間では、7人がカッパドキアで熱気球が墜落して命を落としました。少ないとはいえ、確かに事故の可能性はあるのでこれを危険と捉えるか捉えないかは個人の判断となります。
気球ツアーの体験と絶景の景色
カッパドキアでの気球体験はやはり世界の他のどこでも経験できない特別な魅力があります。特徴的な岩の地形で知られているカッパドキアを気球からの眺めるひとときは最高の時間です。
カッパドキアの地形には、岩山、崖、渓谷、そして独特な岩窟が含まれているのですが、これらの地形を気球から見ると一層印象的で、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。
また、気球ツアーは通常、早朝に行われるのですが、太陽が昇る前に気球が浮上するため、朝焼けや美しい色彩を楽しむことができます。
カッパドキアの気球ツアーでは、通常気球は約500〜1,000メートルの高さまで上昇します。一番高いところに上昇中の時は他の気球を入れた素晴らしい写真を撮ることができますよ。また、地上からの景色を広く一望することができ、カッパドキアの独特で美しい地形を楽しむことができます。
また、反対にツアー中には気球が低い高度まで降下し、地形の一部により近づくこともあります。岸壁のすぐ側まで近づくことが出来るのでドキドキしますね!
気球ツアーの安全性とパイロットの役割
カッパドキアの上空を同時に飛行できる熱気球は150機までとトルコ当局によって決められています。実際には大体100機くらいが飛んでいることが多いです。日によっては、風向きが変わる前に運よくスタートできるのは20~30機のバルーンだけということもあります。
気球ツアーのパイロットは、ツアー全体の安全性と滑らかな運航を確保するために非常に重要な役割を果たしています。パイロットはツアーの出発前に気象状況を評価し、飛行の安全性を確認します。悪天候や不適切な気象条件がある場合は、適切な判断を下し、ツアーを中止することもあります。
ツアーが始まるとパイロットは気球の操縦を担当し、気球が所定の高度に適切に上昇し、安全に降下するように調整します。気球の傾きや進行方向をコントロールして、予定された経路を安全に進みます。岩の地形や障害物がある場合は、これを避けながらツアーを進めます。
パイロットは万が一の緊急事態に備え、乗客の安全を確保するための対応策を行っています。どの気球にも20人から25人の地上クルーがいて、パイロットと常に連絡を取り合い適切な着陸地点の選定をしています。
搭乗時には適切な手順や安全ブリーフィングを提供し、乗客がベルトをしっかり着けてバスケットに固定されているかをチェックします。着陸は非常に正確でソフトですが、時々バウンドしてしまうこともあるので気球への搭乗・降下の方法などがはしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
カッパドキアの気球ツアーは、壮大な景観を空から楽しむことができる一生の記憶に残る体験です。しかし、気球の安全運行には厳しい条件があり、悪天候などの影響で前日または当日飛ぶ直前に中止が決定される可能性もあります。
中止の確率については、一律の数字を示すことは難しく、季節や天候によって変動しますが、予約をする際には、何らかの制限や変更が生じても柔軟に対応できる計画を立てることが重要です。
値段に関してもバリエーションがあり、オプションやサービス内容によって異なります。この幻想的な気球の旅は万全の安全管理の下で行われ、経験豊かなパイロットが素晴らしい絶景を案内してくれます。
カッパドキアの気球ツアーを計画されている方は、準備と事前の情報収集をしっかりと行い、天候に恵まれることを祈りつつ、忘れられない素晴らしい旅を楽しんでくださいね♪
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