モンサンミッシェルは憧れの世界遺産~北フランス~【世界旅行記】 - ぱんだららの旅と節約と通訳ガイドを目指すブログ

モンサンミッシェルは憧れの世界遺産~北フランス~【世界旅行記】

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シルビー
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日本人が訪れたい世界遺産の場所でいつもトップ5には入ってくるとっても人気の場所、モンサンミッシェルを紹介するわよ♪
ペッチー
ペッチー

いつか行ってみたいと思っているからすごく興味があるよ!

モンサンミッシェルとその歴史

♪日本旅行のフランス特集♪

モンサンミッシェルってどんなイメージがありますか?

私は最初、ここはお城だと思っていました。でも、お城ではないんです!

正解は修道院です。708年に対岸のアブランシュの司教様が大天使ミカエルからのお告げにより修道院を建設しました。
それまでは、今のように海に囲まれてはおらず、シッシーと呼ばれる森の中にある岩山だったのです。

しかし、司教様の使いがイタリアから大天使ミカエルの聖なる衣を持って帰って来た途端、突如周りの森が沈んで海になってしまったらしい!
という、奇跡のお話なのです!

大天使ミカエルのお告げを受けるアブランシュの司教様

で、それ以来修道院として発展し、巡礼者が後を絶たない人気のスポットとなった訳です。
今では堤道が出来たので、いつでも行けるようになったけれど、昔は船で渡るか、干潮の時だけ歩いて行けたので、満ちてくる潮にのまれて亡くなった方も多かったらしいよ。

立地上、抜群の天然の要塞でもあったので、修道院とは言え防御施設を備え、歴史上何度も敵に攻められたこともありました。

しかし、一度も敵の手には落ちることなく、有名なイギリスとの百年戦争でも、16世紀の宗教戦争の時にも、周りの村がみんな敵の手に落ちてしまってもモンサンミッシェルだけは守り通すことが出来たんです。

それなのに、あっさり負けてしまった相手がなんと民衆。フランス革命の波はモンサンミッシェルにも押し寄せ、僧侶達は捕えられ、のちには各地からの囚人も送られてきて牢獄と化してしまったのです。

残念なことに革命の時に貴重なものはすべて持ち去られたり、壊されたりしてしまったので、今、モンサンミッシェルを訪ねても残っているのは建物だけ・・・革命とは言え、歴史的に重要なものまで破壊されてしまったのは悲しいことですね。 

モンサンミッシェルの移り変わり
10世紀頃には四角い建物があっただけ
すっかり町となったのは17~18世紀頃
まずは修道院が建てられました
11世紀から12世紀にかけて
ほぼ現在の形です

では、早速、モンサンミッシェルに入っていきますよ!

いざ、モンサンミッシェルへ

街の入口~王の門~チケット売り場

規制が厳しくなり、今はツアーバスはモンサンミッシェルの近くまで行けなくなってしまったので、堤道の手前でシャトルバスに乗り換えます。

この堤道の向こうにモンサンミッシェルが!
いよいよ中へはいりますよ

だんだんと近づいてくる、その偉大な姿を見るとドキドキしますね!

最初に到着するのは、街の入口の門前。
ツアーの場合は、大抵ここでガイドさんと合流します。
英語ガイドさんが多いのですが、ラッキーだと日本語が話せるガイドさんが来てくれることも!

王の門を抜けると大通り(グランド・リュ)と言う名前の狭い通りに土産店がびっしり並んでいます!!気になるけれど、お買い物は帰りにして、今は遅れずに付いていきましょう!

王の門の前はガイドさんとの待ち合わせ場所
サン・ピエール教会の前のジャンヌ・ダルク像
狭い通路にぎっしり人が!
色々楽しそうなものがあるので、寄り道したくなる…

入口までとにかく階段、階段、階段・・・
息切れしないように、自分のペースでゆっくりね!

階段、マジしんどい…
ここの中がチケット売り場

モンサンミッシェルの玄関:西のテラス

さて、チケット売り場を抜けると、さらに長い長い階段。
もう諦めたくなりそうです・・・でも、頑張って~!

大階段を登り切ったら、広いテラスに出ました~!!
ここは西のテラス。とっても景色が良いところです。

川が流れるのが見えますが、この川でノルマンディ地方とブルターニュ地方に分かれています。

足元の大きな石には、何やら文字が書いてあるんだけれど、これは石を運んできた人のサインなんだって。石の大きさによって、報奨金がもらえたみたいね!

西のテラスの前にあるゴシック調の建物が修道院で13世紀頃に出来たもの。
そうそう、尖塔に見えてきたのが、大天使ミカエルの像ですよ!
さて、中に入りましょう♪

モンサンミッシェルはノルマンディ地方とブルターニュ地方の境目にあります
尖塔の先にあるのが大天使ミカエルの像

モンサンミッシェル修道院付属の教会

建物を入ったところすぐにあるのが、修道院付属の教会。
最初に建てられたのは11~12世紀頃で、崩壊と修復を繰り返したため、入口側は12世紀頃のゴシック様式の堅固な建物、奥の方は15~16世紀のゴシック様式の華やかな装飾となっています。

モンサンミッシェル内の美しい庭園:ラ・メルベイユ

教会の隣の建物はラ・メルベイユと呼ばれています。日本語で言うと『驚異』
ここの建物の様式はゴシック建築なんだけれど、柱などの装飾のあまりの美しさからラ・メルベイユと呼ばれているんだって!

3階部分が庭園になっていて僧侶達はここで瞑想していたそうです。
緑がいっぱいでとっても素敵な場所ですね!

瞑想をするための中庭
柱1本1本の装飾もとても綺麗です

僧侶たちの部屋

同じく3階には、僧侶達が食事をしていた食堂があります。

暖炉がないので冬はかなり寒かったらしい・・・
食事中は一言も話してはいけなかったんですって!

ここでは黙食が絶対!

騎士の部屋と貴賓室

ひとつ階を降りたところにあるのが、騎士の部屋。
普段はここで、修道僧士たちが、書き物をしたりしていたそう。
その横にあるのは貴賓室で、今はただのだだっ広い部屋だけど、昔はりっぱな絨毯が壁に飾ってあったり、文字通り位の高い方々を迎える場所だったのですね。

見学ルートは建物を上ったり下りたりなかなか複雑・・・
地下の礼拝堂を抜けていったり・・・

外からの荷物は、滑車によって引き上げていたんですって。

地下の礼拝堂
滑車を使って荷物を挙げていたのですね

施物分配室はブックストアへ

1階部分は、昔は貧しい巡礼者たちに施し物を渡していた場所でした。

現在は、ここはブックストアになっていて、資料やモンサンミッシェルのお土産を買うことができます。
見学が終わったら、入ってきた入口とは別の出口から外へ出るので、道なりに進んで、元の大通りに戻りましょう。

ラ・メルベイユの建物を下から
出口~大通りまで意外と遠い・・・

モンサンミッシェルの名物とお土産

モンサンミッシェルの名物は何と言ってもふわふわオムレツ!

元々は、王の門をくぐったすぐのところにある『ラメールプラ―ル』というお店が発祥です。
命がけで巡礼の旅をしている巡礼者たちに、美味しいものを食べてもらおうと、ラメールおばさんが安く手に入る卵を使って考案したお料理なんだって!

卵がふわふわに泡立てられていて、とっても柔らかい食感です!

なかなか本店でのお食事の時間は取れないですが、今となってはすっかりモンサンミッシェルの名物となったので、島外でもふわふわオムレツは食べることができますよ!

ふわふわオムレツ

メイン料理はポーク

モンサンミッシェルのお土産は、同じくプラ―ルおばさんのクッキーが有名!
最近は、日本でもよく見られるようになったけれど・・・

ここでまとめて買って帰りたいですね♪

モンサンミッシェルでの宿泊

団体旅行だと、日帰りでモンサンミッシェルを訪れる事が多いのだけれど、せっかくなら1泊してみたいですよね!

島内は狭く、宿もほとんどないので、宿泊するとしても、島外になりますが、さまざまな姿のモンサンミッシェルを見る事が出来るのでは、これはこれで素敵です。

夕日の時間は幻想的
沈んでしまいました
朝一番のモンサンミシェル
日が少しずつ沈んでいきます
夜の闇の中に浮かび上がります
歩いていくことができました

また、宿泊すると、夜にモンサンミッシェルを訪れることも可能なので、また違った雰囲気の町を楽しむことができますよ!

夜のモンサンミシェル

いつか必ず行ってみたいモンサンミッシェル

憧れのモンサンミッシェル、いかがでしたか?

小さな島であるにもかかわらず、世界中からの旅行者を惹きつけるこの場所には、歴史的な修道院があったのですね。

パリから日帰りで訪れることも可能ですが、出来れば近くに1泊して、ゆっくり島内の観光を楽しみたいものです!

モンサンミシェルへ向かう橋の上から

♪日本旅行のフランス特集♪

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