シルビーは世界中を旅行してきたんだよね。いろんな国のことをボクも知りたいから教えて欲しいな
うん、それじゃあ、最初はヨーロッパのスロベニアの首都、リブリャーナを紹介するわね。あまり、日本では知られていないけれど、とっても綺麗な都市よ!
スロベニアと聞いて、すぐにピン!とくる人はあまりいないかもしれません。
99%行かないかもしれない国、と紹介されたこともあるくらい。
隣国のクロアチアは、かなり知名度も上がってきていますが、なかなかスロベニアの知名度は日本ではあがっていませんね。
スロベニアは小さな国ですが、とても可愛らしく、治安も安定していて、旅先として申し分ありません。そんな、スロベニアの首都、リブリャーナの観光をマップを見ながらしてみましょう!まだ、知られていない観光名所もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
↓↓↓↓リブリャーナの地図はこちらをクリック↓↓↓↓※PDFファイルにしてあります。
スロベニアってどんな国
スロベニアの基本情報
スロベニアは、中央ヨーロッパに位置し、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに囲まれています。
国土は20,273平方キロメートル(世界第150位)で、大体四国と同じくらいの大きさです。アルプス山脈やディナル・アルプス山脈といった山々に囲まれていて、多様性に富んだ景色が楽しめる風光明媚な国です。少ないですが、地中海のアドリア海にも面していますよ。
人口は208万人(2019年)で、大体長野県の人口と同じくらいです。
スロベニア人が大半で、使われている言語は公用語であるスロベニア語以外に、イタリア語やハンガリー語が使用されています。
スロベニアの首都、リブリャーナ
スロベニアの首都で、最大都市のリブリャーナ(Ljubljana)。
人口28万人と首都としては小規模ですが、経済・政治・行政の中心地で、地理的にも交差路であることから、スラブ文化とゲルマン文化やラテン文化といったさまざまな文化の影響を受けています。
リブリャーナ駅
個人で、リブリャーナを訪れる場合は、バスでも電車でも最初の到着地となるのがリブリャーナ駅。
クリーム色の可愛らしい駅舎は、1980年に建築家マルコ・ムシッチが元々あった駅舎を修繕したもの。
リブリャーナ駅には、国内列車だけではなく、ザグレブやウィ-ン、ミュンヘンといった都市との国際列車も発着しています。
プレシェーレン広場と三本橋
プレシェーレン広場は、リブリャーナな中心とも言える場所で、広場の中心の銅像は、詩人フランツェ・プレシェーレンと文芸の女神ムーサ。
さらに、プレシェーレンの視線の先の向かいの建物には、片思いの相手であったユリアの彫刻があります。
プレシェーレンの詩は、激しく情緒的で、ロマン主義を代表する作品の数々を残しています。最も有名な作品は『ソネットの花輪』で、片思いの相手ユリヤ・プリミッツへのほろ苦い情熱あふれる心情を全14のソネットで表しています。
三本橋(Tromostovje)は、リュブリャニツァ川に架かるリブリャーナのシンボルともいえる橋です。
元々は1842年にイタリア人の建築家ジョバンニ・ピッコが設計した石のアーチ橋があったところの両側に、スロベニア出身の建築家ヨジェ・プレチニックの設計した歩行者専用の橋が付け加えられ、1932年に現在の形となりました。
フランシスコ教会
フランシスコ教会は、プレシェーレン広場の1646~1660年にかけて建てられたバロック様式の教会です。
教会の中では、1736年に彫刻家のフランチェスコ・ロッパによって作成された祭壇、画家のマテウス・ラングスによる装飾、また印象派の画家マティ・ステルネンによる天井のフレスコ画をみることができます。
ただし、中へ入ることが出来るのは、日曜日の礼拝時のみとなります。
竜の橋と肉屋の橋
竜の橋
町のシンボルは、リブリャーナドラゴンで、力や勇気、大きさの象徴と言われています。
このシンボルの竜を見れる場所が、竜の橋です。
元々、この場所に『肉屋の橋』が掛かっていましたが、1895年のリブリャーナ大地震によって崩落し、その後にリブリャーナ初の鉄筋のコンクリートの橋ができました。
フランツ・ヨーゼフ1世の即位40年を記念して、祝賀橋という名前になるはずだったのですが、4頭の竜の彫刻で橋の隅が装飾されていることから、いつしか竜の橋と呼ばれるようになったそうです。
肉屋の橋
ちなみに、三本橋と竜の橋の間にもう1本の橋があり、現在はこの橋が『肉屋の橋』と呼ばれています。
2010年にやっと開通された幻の橋で、恋人たちのデート場所として知られています。
橋の欄干にたくさんつけられた南京錠は、永遠の愛を誓ったものなんですって!
リブリャーナ大聖堂
聖ニコラス大聖堂
川沿いのちかくに静かに佇んでいるのが、聖ニコラス教会。
ここには元々別の教会が建っていましたが、1469年にオスマントルコ軍の襲撃により焼失してしまいました。
1701年から1706年にかけて、現在のバロック様式の大聖堂が、イエスズ会の建築家アンドレア・ポッツォによって設計されました。
天井の緑の特徴的なドームは1841年に追加されています。
美しいフレスコ画や、豪華なパイプオルガンも必見です。
中に入ることは可能ですが、ミサが行われている時間の内部見学はできません。
中央市場
聖ニコラス教会のすぐ横にある広場は、中央市場で、いつも野菜や肉、魚といった新鮮な食材が溢れています。
民芸品なども買うことができるので、お土産を探しにぶらぶらしてみるのも良いですね。
日曜日以外は毎日6時から市場はオープンします。
中央市場の近くには、変わった自動販売機も!なんとこれ、牛乳の自動販売機なんですね。
リブリャーナ城
リブリャーナの町全体を見下ろすなら是非行ってみたいのが、リブリャーナ城です。
市内から歩いて15分くらいで行くことも可能ですが、時間のない時はフニクラ(ケーブルカー)を利用しましょう。
竜の橋のすぐ近くの、クレコフ広場から出ています。
リブリャーナ城の建設は16~17世紀頃。もともと居城用というわけではなく、軍事的な城として建てられました。
一時はアパートとしても使用されていましたが、1963年に大改修が行われ、現在は博物館や展望台、カフェといった施設が出来ています。
無料のビュースポットからも町の景色は眺められますが、リブリャーナ城の入場チケットを購入すると、展望塔からの更に美しい景色を見渡すことができるので、ぜひ入ってみましょう。
市庁舎とメインストリート
聖フランシスコ大聖堂からメインストリートのCiril-Metodov通りを市庁舎に向かって歩いてみましょう。
両側には、可愛らしいお土産屋さんも並んでいます。
市庁舎は、15世紀後半に建築された旧市街で最も古い建物です。講堂はゴシック様式ですが、正面のデザインはベネチア様式の影響を受けています。
緑の時計塔がついていて、からくり時計になっているんですよ!
市庁舎の前には、噴水がありますが、これは18世紀半ばにベネチア出身のイタリア人彫刻家フランチェスコ・ロッパが建設したものです。
この噴水はイミテーションで、本物はナショナルギャラリーに展示されています。
市庁舎の中は、自由に見学することができます。市庁舎内の英語のツアーに参加すれば、ツアーでしか入ることが出来ない部屋に入ることもできますよ。
まとめ
リブリャーナはいかがでしたでしょうか。
とっても、可愛らしい町で、カフェやお土産屋さんを見ながらゆっくり歩いてみたくなりますね。
ツアーなどでは、短時間で観光を済ませることも多いのですが、出来れば1泊してみて、朝夕の景色も堪能してみたい場所です。
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