今回は通訳ガイドとして3回目のお仕事をした時の話をするよ!
通訳ガイドのお仕事も今回で3回目となりました。
1,2回目はいきなりフルで丸一日で疲れ切ってしまったので、今回からは半日でお願いしています。
今日のお客さまはフランスのリヨンの近くの街からのご家族。80代のご夫婦とそのお子様たち(と言っても60代・50代ですが・・・)。男性2名と女性3名です。
待ち合わせのホテルは京都御苑のすぐ近く、烏丸丸太町の駅付近にありました。午後1時の待ち合わせでかなり京都には早く着いたのですが、祇園~建仁寺の下見に行ってからあとで乗る予定のバスでのんびり行ったため、烏丸丸太町に到着したのは12時頃。
ここで止めておけば良かったのですが、せっかく京都御苑の近くまで来たし、なんとしても京都御所を観光してみたい!と思ったのが間違いでした。京都御苑はめちゃくちゃ広い!そして京都御所の入口までは遠い!!入口についた時点でもう12時20分でしたが、大急ぎで中を見て、小走りで待ち合わせのホテルまで行く羽目になりました。
5月とは言え30℃を超える暑さの中、汗だく・・・ホテルにお迎えにあがった時点ですでに10,000歩を超えていて、疲れている状態になってしまいました。下見もほどほどに、ですね。
さて、無事にお客さまと合流して、本日の観光の予定はこちら!
・三十三間堂
・清水寺/2年坂
・建仁寺/祇園
烏丸丸太町~三十三間堂までどうやって行こうか早速迷いました。地下鉄で行けば乗り換えは2回。階段の上り下りもあり、七条に着いてからも登り坂。バスならすぐ近くのバス停から東山七条まで202系統のバスで1本。
京都であまりバスに乗ってことはなかったし、いつもとても混んでいると聞いていたので、立ったまま30分以上は辛いな・・・と思いつつ。とりあえず朝の建仁寺の見学のあと、祇園からバスに乗ってみました。思ったより空いていたので、これなら大丈夫とバスで行くことをおススメ。慣れてしまえば京都のバスはとっても便利ですね。
三十三間堂は興味深々
三十三間堂は2回目のガイドでも訪れたので、どこに何があるかは大体分かるようになってきました。
それでもはやり仏教のことや仏像のこと、歴史のことをお伝えするのはとても難しい!
日本人ならある程度の基本的なことが分かると思うのですが、宗教も歴史も違う外国人に説明するのはとても工夫が必要になります。
この建物は○○時代の建物です、と言っても分からないので、西暦になおして説明する必要がありますし、その当時活躍した人についても全く日本の歴史の基礎を知らない人に伝えるのは至難の業。まだまだ英語力も説明する力も足りない事を痛感します。
ましてや今回はフランスからのお客様で英語が分かるのはその中の1人だけ・・・お互いつたない英語でやり取りし、フランス語に訳してもらうという状況になりました。訳すの疲れただろうな・・・
でも、結構仏像についてや仏教について興味があるみたいで、仏像は何から作られているのか、どんな仏様なのかといったことを聞かれました。外国人から見ても1001体の仏像はやはり迫力があるようですね。
清水寺では弁慶の杖の持ち上げに挑戦!
三十三間堂から清水寺まではタクシーで移動!5名+ガイドの私だったので、2台に分かれて乗りました。こんな時にTaxi Goはとっても便利ですね!先に支払いも済ませておけるので、仮に前の車と離れてしまっても支払いに困ることがありません。
清水坂の方はものすごい混雑だったので、茶碗坂へまわってもらいました。坂と階段がありますが、ここからだと仁王門のすぐ近くに行くことができます。
仁王門→鐘楼→三重塔と案内していよいよ本堂へ。清水の舞台まではそのまま行く方法と、大黒天&弁慶の杖を経由して行く方法があります。
大黒天は出世の神様ですよ、と案内するもののあまり興味がない様子。そのまま通り過ぎようとしましたが、弁慶の杖を持ち上げようと挑戦する人達を見た途端、グループの中の男性が俄然興味を持った様子で長い列に並び直し!思いっきり持ち上げようとするものの、なかなか持ち上がらないです!本当にこれをあの弁慶は持って戦ったいたのかしらん?
その後も音羽の滝の水を飲んだり楽しみました!
清水寺から本当は三年坂を下り建仁寺に行くはずでしたが、この時点ですでに4時を回っており、また大混雑で疲れてしまったこともあって祇園白川と錦市場へ行くことに。清水寺のバス駐車場の辺りでタクシーに乗ろうとするものの、大混雑だから下へ降りた方が良いよとアドバイスを受けました。
ほんとに清水坂はすごい人でタクシーにもし乗っていたらどれだけかかったか!(料金も時間も!)
清水坂を下りたところでタクシーを呼んで祇園白川へ向かいました。
祇園白川は外国人も憧れの場所!
祇園を外国人に案内するとしたらどこが良いでしょうか。
花見小路はもちろん人気ですが、あまりの人の多さに道での写真撮影が禁止されています。ゆっくり祇園ならではの写真を撮りたいのなら祇園白川周辺がおすすめ!
一番の人気写真スポットは巽橋。ここには常に多くの人で賑わっています。木製高欄が特徴的!新緑の中でとてもインスタ映えする写真が撮れました!
結婚式の前撮りをされている方も多くいらっしゃいます。着物がとても似合う場所ですね。京都では着物体験もできるのでここで記念写真を撮る外国人の方もたくさん!人のいない時に写真を撮りたい場合は観光客がまだあまりいない朝がおすすめですよ♪
祇園白川で印象的なのが辰巳大明神。芸事の上達を願う舞妓をはじめ、祇園の人々から信仰されています。祇園のお稲荷さんと呼ばれていますが、祀られているのは狸だとか!
祇園白川の辺りは、京風町家に祇園らしい質の高い町家が整然と立ち並んでいます。美しい流れの白川や石畳とも調和して、精錬された姿を楽しむことができます。昭和51年には祇園新橋伝統的建造物群保存地区に指定されています。
まとめ~最後は錦市場で食べ歩き
祇園白川で素敵な写真を撮った後は、そのままタクシーで錦市場へ!
少しお疲れ気味だったお客様も錦市場の賑やかさを見た途端に元気に!早速、牛肉やエビの串焼き、お酒も試されていました。ちなみに食べ歩きと言っても、実際に現在は錦市場での食べ歩きは禁止されています。買ったものは店の中で食べきってしまいましょう。
錦市場を一通り楽しんだ後は地下鉄でホテルの近くの駅までお見送り。4時間のガイドの予定でしたが、結局5時間を少し超えてしまいました。それでも半日で周るにはすごく忙しかったので、本当はもっとゆっくり案内が出来ればと思いました。
次回、同じコースを今度は午前中に案内するので、また違った景色が楽しめると良いと思っています!
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