中央ヨーロッパに行ってみたいのだけれど、どこかおすすめの観光地はある?
今回はチェコのチェスキークルムロフを紹介するわよ!シルビーが、お仕事で初めて行ったヨーロッパのツアーで訪れた町なの!
随分昔の思い出になってしまいますが、2011年の年末に訪れた際の写真を紹介しながら、出来るだけ最新の情報をお届けいたしますね!
このツアーは、シルビーが添乗員として、初めてヨーロッパに行った研修ツアーでした!とっても懐かしい!
2011年12月17日から26日までの10日間で、ハンガリー、スロバキア、オーストリア、ポーランド、チェコ、ドイツの6ヵ国をまわりました。
その中で、とっても気に行った町が、チェコのチェスキークルムロフ。結局、その後、1回行っただけとなりました。
チェスキークルムロフってどんな町
チェスキークルムロフは、チェコ共和国の南ボヘミア州にあります。
首都のプラハからは、南へ約180km離れた場所にあり、S字に蛇行するヴルタヴァ川に囲まれた町です。
チェスキーには「ボヘミアの」、クルムロフには「川の湾曲部の湿地帯」という意味があるようですね。
ルネッサンスにバロック、ゴシック、それにアールヌーボー様式といった、それぞれの時代の美しい建物が残り、その景観が「チェスキークルムロフ歴史地区」として、世界遺産に登録されたのは、1992年のこと。
元々、チェスキークルムロフは、チェコ系住民とドイツ系住民が共存していた町ですが、第二次世界大戦の頃には、ドイツの支配下にあったこともあり、ドイツ系住民が多数を占めました。
しかし、ドイツの敗戦後、ドイツ系住民は追放されてしまったため、1945年以降、町は荒廃してしまいます。ほぼ無人となった町の歴史的建造物は、価値を否定されたこともありましたが、1989年のビロード革命以降、ようやく歴史的価値が再認識され、建築物の修復が進められました。
世界遺産に登録された旧市街
中世の面影を残す旧市街
町と城の建設は、ビートコフ(Vitkov)家によって13世紀に始まり、16世紀頃にはローゼンベルク家の元、発展していきました。この頃の建築物は、ルネサンス様式のものが多く、色鮮やかで華やかな都市が建設されています。
チェコで2番目に大きなクルムロフ城
クルムロフ城は、ヴィートコヴィツ家によって13世紀に建てられた城です。創建当時は、ゴシック様式で建てられたのですが、その後城主が変わるたびに、ルネサンス様式、バロック様式と増改築が繰り返され、小さな町の城としては随分大きな城郭となりました。
城内には、バロック様式の庭園や、現在は現代美術の展示室として使用されている、ボヘミヤ国王バーツラフ4世の牢獄として使われた地下室、機械仕掛けのある舞台装置を備えたバロック様式のオペラ劇場などがあります。
正面の塔のある建物はフラデークと呼ばれる、最も古い場所です。塔の上に登ることも可能!ここからの町の景色は最高ですよ!
実は、町中の壁や、クルムロフ城の壁は、だまし絵になっています。
可愛いピンクの塔も装飾も、実はだまし絵。町が財政難だったため、豪華な飾り付けをすることが出来なかったんですね・・・
このだまし絵の装飾技法は、スグラフィットという方法で、漆喰を重ね塗りして、上の塗装を削り、幾何学模様を描くことで立体的に見せています。
チェコのお土産に
チェスキークルムロフで見つけた、チェコのお土産を紹介します。
1つ目は、チェコの有名なキャラクター、もぐらのクルテク。
子供向けアニメーションの国民的人気キャラクターです。日本で言うところのドラえもん的存在?好奇心いっぱいの友達思いのもぐらくんです。
キャラクターグッズも、色々あるので、お子様向けのお土産に良いですよ。
私は、髪飾りを買って帰りました!
2つ目は、クルムロフのお城の前の売店で買ったお菓子。
チェコでは、焼き菓子がおやつとして人気があるみたいですね。
定番のケーキでは、チョコレート味の丸い形をしたバーボフカが美味しいみたいです!私はお腹が空いていたので、買ってすぐその場で食べてしまいました!
チェスキークルムロフのおススメ季節
私がチェスキークルムロフを訪れたのは、2回とも冬でした。
冬は冬で、雪景色を楽しめたり、比較的観光客が少ないので、ゆっくり楽しめて良いのですが、やっぱり一番のおススメの季節は夏です。
6月の夏至の週末には、地元の方々が中世の扮装で参加する、五弁のバラの祭典(the Five-Petalled Rose Festival)が開催されます。下町は歩行者天国となり、様々な催しが開かれたり、城から花火も打ち上げられるとのことなので、機会があれば是非その頃に訪れてみたいものですね。
まとめ
中世の面影を色濃く残す、美しい町チェスキークルムロフはいかがでしたか?
街全体を見下ろす展望台、世界遺産に登録された美しいルネッサンス様式の建物、様々な様式を取り入れたクルムロフ城。見どころいっぱいの町は、観光の途中で立ち寄るのも良いですが、可能であれば、町に一泊して、ゆっくりと散策を楽しんでみるのをおススメします。
コメント